【嗜むための十三本目 スペイサイド編 ロングモーン】
マッシュタンはステンレス製でグリストの量は8トン。ウォッシュバックはオレゴン松製とステンレス製の両方で、伝統古来の方法と近代的手法の両面を持つ。
ポットスティルはストレートヘッド型で初留、再留あわせて8基。変わっているのは初留釜と再留釜でそれぞれ部屋が分かれていること。それは1990年代半ばまで所留釜は石炭直火焚きをやっていたためである。現在はどちらもスチーム加熱で行っている。
ロングモーンはニッカウヰスキーの創業者、竹鶴正孝氏が実際にウイスキーづくりの修行をさせてもらった蒸留所のひとつだ。
工場での実習はわずか1週間(実質5日間)の期間とはいえ、丁寧に教えてくれたらしい。蒸留所内を見ることなど出来なかった当時としてはきわめて希でめずらしいことだった。とご子息が「竹鶴威のスコットランド紀行」 で書かれている。また氏は「余市の工場によく似ている。余市は工場だけでなく環境や気候、風景までもがスコットランドによく似ている」「余市建設時にはこの蒸溜所を参考にしたのだろう」と語っている。日本のウイスキーの母なる蒸留所と言えるかもしれない。
【テイスティングノート ロングモーン15年】熟成年数 15年
コメント 色々なフルーツや花の香り。ラムレーズンやカスタード
のような濃厚な味わいを持つ秀逸な一本。
色 金色がかった琥珀色
香り バニラやレーズン熟したリンゴ、スパイシー、複雑
でしっかりしている。
ボディ フルボディ
味わい スムーズでフレッシュ、フルーティ次第にスパイシーに
変化する。複雑でクリーン






