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2008/05/14

【嗜むための十一本目 スペイサイド編 アベラワ】

 創業はジョンおよびジェームスグラントによって1826年とされているが、この時代はまだ密造酒時代のため。正式な創業年はジェームス・フラミングによって1879年とされている。

 現在の蒸留所は1898年火災後にチャールズ・ドイグのデザインによって建てられたものだ。
 原料である大麦はスコットランドランド産の大麦にこだわり、マッシュタンはステンレス製で一度に投入する粉砕麦芽(グリスト)は13トン。ウォッシュバックもステンレス製で6万リットルの容量のものが6基。ポットスチールはストレートヘッド型で初溜、再溜釜は全部で4基。
 
 水は裏側にそびえたつベンリネス山の中腹の泉からは花崗岩床から湧き出る軟水をひいたピュアな仕込水を使用している。
 
 熟成にはシェリー樽とバーボン樽の両方を旨く組合せ、非常に穏やかな性格のモルトに仕上げ、独自の味わいを引き出している。ラムレーズンやバニラの香り、なめらかでリッチな香りはスペイサイドらしい逸品して評価が高い。1974年以降はペルノ・リカール社の傘下に入っている。

 主要製品である10年は国際ワイン&スピリッツ大会で6度の金賞受賞に輝いている。

 以前の倉庫主任フレイザー氏は熟成庫に眠るウイスキーの樽達の為にバグパイプを演奏し、子守唄代わりに聴かせたという話が残っている。このことも金賞受賞に一役かったとも言われている。

 アベラワ蒸留所は蒸留直後の樽を個人に販売したパイオニアであり、またオーストラリアのデザイナー、ゲオルグ・リーデルと共同でシングルモルト用の特別なグラスを開発したことでも知られている。




【アベラワ10年 テイスティングノート】
 熟成年数 10年
コメント 麦芽っぽい香りが強く、スパイシーな香り。飲 
     むと意外な程ソフトでスムース、様々に変化
     するフレーバーが長く続く。
色    明るめの琥珀色
香り   フレッシュな麦芽、ラムレーズン、カラメル、
     バニラ、レーズン、スパイシー。
ボディ  ミディアムタイプ
味わい  ソフトでスムース。口の中
      でまとわりつくよう。舌ざわりが柔らかい。












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