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2008/05/07

【嗜むための十本目 スペイサイド編 リンクウッド】

 リンクウッド蒸留所はスペイサイドのエルギンの側、ロッシー川沿いに建てられている。
 ここは美しい芝生と花壇のある蒸留所で、白鳥の棲む冷却用水の貯水池があり、その畔に建っている。

 森林に囲まれて、名前の示す通りの美しい場所である。訪ねる旅行者も数多い。

 この庭園はヒラリー・ラモント夫人が丹念に手入れをしているもので、ラモント婦人は季節ごとに蒸留所へ訪れるかわいい訪問者を毎日記録しているという。

 その訪問者とは、セキレイ、ミヤコドリ、コブハクチョウ等の渡り鳥やカワウソ等の小動物、花壇に訪れる数々のハチたちである。

  蒸溜所が建てられたのは1821年のことで、土地の名家ブラウン家のピーター・ブラ
ウンが創業者。同家はフィンドレーター伯爵の不動産委託人であり、ピーターはエルギン地区の農業改良委員も務めていた。
 
 1874年4月10日のエルギン・クーラント誌はリンクウッド蒸溜所の古い建物が取り壊され、新しい、より拡張された建物が建てられると報じている。1887年まで2000ガロンの初溜釜1基と、1850ガロンの再溜釜1基を備え、年間5万ガロンを製造していました。創業から約100年間は同家が経営に携わっていたが、1933年にSMDの傘下に入った。

 1945〜1963年までマネージャを務めたロデリック・マッケンジーはモルトの個性が製造に関わる器具や設備のだけではなく、周囲に存在するあらゆる自然に影響されていると信じていた。彼はまた、ウィスキーの個性が結果として変わってしまうような場合には蜘蛛の巣であろうと取り除くことは許されないと考えていた。

 しかしながらリンクウッド蒸留所は1962年に建て直された。1971年には再び建て直され、蒸溜所の2番目の設備が元の建物に並んで建てられた。現在はUDV社の傘下となっている。





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