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2008/04/09

【嗜むための七本目 スペイサイド編 クラガンモア】

 クラガンモアはその複雑なテイストで有名であるが、このテイストは、スチルハウスで行われる工程から生まれる。ランプグラス型の2基のウォッシュスチルには、初留に使用されるウォッシュが1基あたり9,000リットル収容されている。

 1基あたり6,000リットルのローワインを使用する再留は、ユニークな形をした2基のスピリッツスチルで行われている。これらのスチルは優雅なスワンネック型ではなく、上部が平らで、ライパイプに通じる L字型のヘッドがついている。この設計により、蒸気中の重みのあるオイリーな複合物をローワインに戻し再凝縮する「リフラックス」が可能になる。つまり、ライパイプを通過できるのは軽めで繊細な蒸気だけなのである。

 クラガンモア蒸留所は「眠ったように静か」であると言われている。12年の熟成を要する蒸留酒を寝かせるには最適な場所であった。

 蒸留所敷地の森の中には、3つの貯蔵庫があり、そのすべてが伝統的な土床の様式を採用している。うち2棟は2階建て(2階は木床)、1棟は1階建てである。

 その極めて複雑な香りと味わいは、蒸留所の創設者であるジョン・スミスが、上部の平らなポットスチルを採用したことで、生まれたものである。スチルの独特な形状により、蒸気中の不純物がローワインに戻され再凝縮する「リフラックス」を可能にした。軽めで繊細な蒸気だけが、クラガンモアになるのである。

 クラガンモアはオールド・パーのメイン・モルトとしても使われていて、蒸留所内の展示室にはトーマス・パーの肖像画や、ジョン・スミスが実際に使っていたデスクなどが展示されている。

【クラガンモア12年 テイステイグノート】

熟成年数 12年
コメント 最初から最後までソフトで飲みやすいという印象   
     が続く。
色    かなり薄いイエローゴールド系
香り   フルーティ、シリアル系、フレッシュフルーツ、花
      のような、スモーキー
ボディ  ミディアムタイプ
味わい  しっかりとしたまろやかなボディ、強い麦芽の    
      味、甘く木のようにスモーキーで、白檀                        
                            がほのかに香る





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