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2008/01/30

《健康に感謝の十杯め》アメリカン・ウイスキーでもう一杯 ワイルド・ターキー

バーボンと言えば、ワイルドターキー、というぐらい、筆者から上の団塊の世代にとっては、懐かしく感じるだろう。もっとも若いときは高嶺の花で中々飲めなかったと思う。

 その昔、吉田拓郎の歌で「ペニーレインでバーボンを」という曲があったのを思い出す。
もう、30年くらい前のことかな?たぶんこの頃がバーボンブームの最初の到来だと思う。
猫も杓子も、バーボン、バーボンと言って飲んでた時代だ。

 それから、年を重ねるごとに他のウイスキーも知り、いつしか、バーボンの香りが鼻につくようになり、しばらく遠ざかっていた。
 が、筆者のバーボンの価値観を根底から覆すほど衝撃的なお店に昨年出会った。
大阪は守口市の「呂仁 (ROGIN'S TAVERN)」というバーボンハウスへ先輩に誘われ、訪れた時のことだった。

筆者の勉強不足で知らなかったが、日本でも有名なバーボン専門店で、何でもマスターの巽さんはケンタッキー州の名誉州民だということだった。そこで飲んだ1970年代に瓶詰めされたジン・ビームを頂いたが、これがとてつもなくおいしく、私のバーボンのイメージを根底からひっくり返されてしまった。最近はバーボンの味わいをもう一度整理しておこうと、少しずつまたバーボンに興味がわき出した。


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ワイルド・ターキー蒸溜所
近代的でまるで工場のようだ


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 さて、前置きはこの位して、ワイルド・ターキーの話に進みたい。ワイルド・ターキーとは、野生の七面鳥の意味である。ワイルド・ターキーという名前の由来は1940年代初頭、ニューヨークに拠点を置くオーステイン・ニコルズという会社の社長であったトーマス・マッカーシーが自社の保有するウイスキーストックの中から101プルーフ(50.5度)のストレート・ウイスキーを自らが参加する野生の七面鳥狩りツアーへのお土産として選んだことからこの名前がついたそうだ。 オーステイン・ニコルズは1855年から輸入の酒を取り扱い始め、1960年代までニコルス゛家は蒸溜所を持たないで、JTSブラウン蒸溜所(現在は存在しない)から購入した原酒をブレンドして生計を立てていたが、1971年にケンタッキー州ロレンスバーグのリビー蒸溜所を買収し、それ以降は自社で蒸溜から熟成まで一貫して行っている。

 ワイルドターキーの故郷ケンタッキー州とその周辺地域は、“ブルーグラス”と呼ばれる良質な牧草地が広がる有数の競走馬産地で肥沃な穀倉地帯を有している。つまりバーボン・ウイスキーの原料となる良質のコーン、ライ麦、大麦が豊富に収穫されるということだ。

ワイルドターキー蒸留所は、穀物の選定にも独自の厳しい基準を設定しており、コーンはケンタッキー州とインディアナ平野、大麦はモンタナ州、ライ麦はサウスダコタ州、ノースダコタ州と言う風に、それぞれの地域で収穫された良質のものを、成熟度別、純度別、あるいは、水分含有率、安全性等を満たすものだけを使用している。

また、ケンタッキー州を中心としたこの地域の地質は、ライムストーンと呼ばれる石灰岩層からなっているため、そこから湧出る“ライムストーン・ウォーター”は、鉄分を含まず、カルシウム等のミネラルを豊富に含む、ウイスキーに最も適した最高の“マザー・ウォーター”になる。  
 

{ワイルド・ターキシリーズ  左より17年、15年、12年、8年となっている}                                                                        





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