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2008/01/09

《まだまだいける七杯め》 アイリッシュ・ウイスキーでもう一杯  ブラックブッシュミルズ

ヨーロッパの北西にあるアイルランド。北海道ぐらいの地域に、約360万人の方が生活している。

全人口の90%位の人がカトリック教徒であるが、昔から自然崇拝だったアイルランド人にキリスト教を伝播したのは、アイルランドの守護聖人である、聖パトリックだと言われている。聖パトリックはシャムロック(クローバーの一種)の三つ葉を元に、父と子と精霊の三位一体を説き、ケルト文化とキリスト教の教えを融合させた。

この影響により、ヨーロッパの他の国とは違う独特のキリスト教文化が生まれた。聖パトリックの命日である3月17日は「聖パトリック・デー」という国民的なお祭りが行なわれる。この日は、ナショナルカラーの緑色を身につけ、国花のシャムロックを胸に飾ってパレードをする。そんな規律正しい国民性を持っている。

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アイルランドの国花
シャムロック

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 アイルランドになくてはならないのがパブ。パブは人々にとって休息と情報交換の場所である。ここからアイルランドの文化の生まれるといっても過言ではない。人々は仕事を終えると、パブにでかけてまずは、黒ビールで一杯やってから飲み始める。アイルランドの長い夜がここから始まる。アイルランドの人々の家庭での食事のスタイルは、主食はじゃがいもをを好み、羊や牛肉、穀類を使った田舎の農家の素朴の料理である。また四方を海で囲まれているため、海の幸も豊富である。魚介類の新鮮な食材を使った料理はシンプルで、煮込みやフライなどの家庭料理が定番でる。

そんなアイルランドはスコットランドよりも、世界でもっとも古いウイスキーの歴史をもつといわれている、アイリッシュ・ウイスキーの生産地だ。脈々と流れるウイスキーの歴史からマイルドで豊かな香りのあるウイスキーが作られた。

 アイリッシュ・ウイスキーは英国ブリテン島の西にあるアイルランド島で作られるウイスキーの全てをいう。原料は大麦麦芽、未発芽の大麦、ライ麦、小麦、などを混ぜて造る。大型の単式蒸溜器で3回蒸溜するのが特徴だ。3回蒸溜することによって、雑味がなくマイルドなウイスキーに仕上がっている。以前はアメリカで人気が高かったため、数百の蒸溜所があったが、禁酒法時代や第1次、第2次世界大戦、アイルランドの独立、などの影響を受け相次いで閉鎖に追い込まれ、現在は新ミドルトン蒸溜所、ブッシュミルズ蒸溜所、クーリー蒸溜所に加え、2007年3月に再操業を果たした、キルベガン蒸溜所の4つが稼働している。

アイリッシュ・ウイスキーは法的に定義がなされていて、
★原料は穀物類であること。
★麦芽に含まれるジアスターゼ(酵素)によって、糖化し酵母の働きで発酵させること。★蒸溜時のアルコール度数は94.8度以下であること。
★木製樽に詰め、アイルランド共和国または北アイルランドにある倉庫で3年以上熟成さ せていること。
が条件となる。

 また、アイリッシュ・ウイスキーを分類すると4つに分類することができる。
★ポットスチールウイスキー
大麦麦芽に、未発芽の大麦やオート麦などを混ぜて、原料にし、単式蒸溜器で3回蒸溜する。アイリッシュ伝統の作り方で、独特なオイリーフレーバーを持つ。
★モルトウイスキー
麦芽のみを原料にしたウイスキーで、シングルモルトアイリッシュ・ウイスキーと呼  ばれる。クーリー蒸溜所では2回、ブッシュミルズ蒸溜所では3回じょうりゅうされ  る。
★グレーンウイスキー
トウモロコシなどを主原料にし、連続式蒸溜器で蒸溜する。クーリー蒸溜所とミドルトン蒸溜所で造られ、クーリー蒸溜所ではシングルグレーンウイスキーを製造する。
★ブレンデッドウイスキー
複数のモルト原酒とグレーン原酒を混ぜ合わせたもの。ミドルトン蒸溜所では数十種類の原酒を造っていて、ジェムソン、タラモラ・デュ、など各ブランドを造り分ける。





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