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2007/06/02

お酒は球形に近い丸い味がする

ワインの香り、味のバリエーションの豊富さでいったら日本酒は足下にも及ばないと前述したが、味の奥深さという点でいったら、恐らく日本酒の方が圧倒的に味わいの深さを持っていると思う。

微妙な味わいなのだが、その微妙な味の違いが日本酒の凄さのような気がする。
好きな方に肩を持ってしまうのはファン心理で仕方ない事なのだけど、仕事柄両方を見てきた私のような立場の者であっても、客観的に深さでいくと日本酒に軍配が上がってしまう。
(でもワインも美味いものがたくさんあるけどね)。

 なぜ日本酒に奥深い味を感じる事ができるのだろうか。

考えられる1つは、発酵の仕方である。

麹菌によって米のデンプン質を糖に変え、この糖、主にブドウ糖なのだが清酒酵母が喰ってアルコールを発酵する。
日本酒の場合、これが醪の中で同時に進行する。これを「並行複発酵」と呼び、独特の発酵形態といわれている。

ちなみにワインはブドウの原料に糖がすでに含まれていて、それにワイン酵母を入れれば発酵が進行していく。つまり「単発酵」と呼ばれる。

ついでにビールは、事前に糖を含んだ麦汁を得てからビール酵母を入れて発酵を進めていく。「単行複発酵」と呼ばれ、やはり日本酒の発酵方法とは異なる。

この発酵方法が、最終的な味わいに何らかの影響を与えるのか。
 科学、化学のことはよく解らないが、感性でとらえていくと、何となく反映されているような気がする。






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