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2007/05/26

鑑評会で最高峰のお酒を飲み比べてみよう。

日本酒業界最大のイベントといっていい「全国新酒鑑評会」(平成18酒造年度)の公開きき酒会が6月7日(木)15〜20時(受付は19時30分まで)東京・池袋サンシャインシティ ワールドインポートマート4F展示ホールAで開催される。

本来、この鑑評会の目的は、全国およそ1800場ある蔵で杜氏たちの酒造の技術向上を図るため、年1回、各蔵がこれぞと思う大吟醸を一品、出品して競うもの。

各都道府県の酒造組合、全国に11か所ある地方国税局管内での鑑評会、予審を見事通過してきたお酒が入賞酒として一堂に集まる。

今回は484点。その中からさらに秀れたものを選出し、それが金賞受賞酒と呼ばれるものだ(金賞にもれたお酒は銀賞酒と一般に呼んでいる)。
今回の金賞受賞酒は252点あったようだ。

当然の如く、金賞と銀賞は微差でしかない。
その微差を味わうのも面白いと思う。
「え、何でこれが金賞で、私が美味しいと思ったあのお酒が銀賞なの?」
という感想を抱くかも知れない。
官能の面白さが体験できるだけでも出掛ける価値がある。

何度も出掛けているいる人は、もうどれもこれも似たようなもので、会場内での吟醸香が気になって長く居られない、早く外に出て普通の本醸造酒が飲みたくなった、なんて人もいる。

それに出品酒は事前に受賞酒の傾向を掴んでいるから、どれも似たような味、香りになってしまい、個性が出てこないためつまらない、という人もいる。
 
もちろんいろいろな意見があっていいのだが、造り手の技術向上を図る、という点からとらえればこの鑑評会は相応の意義があるだろう。
この高度な酒造技術は何らかの形で市販酒に生かされているわけで、また何より杜氏以下蔵人たちの励みにもなっている点で大きな意味がある。

それと今回の最大の評価は会場を再び東京に移行した点だ。
以前は国税庁の醸造試験所のあった北区滝野川で開催されていたのだが、数年前から広島県の酒類総合研究所に移され、鑑評会への関心は薄れていった。

業界内の催しなのだから一般は度外視してもいい、という意見もあるだろうが、この鑑評会のもう1つの意義は結果的だが日本酒への関心を一般人に持ってもらう、というものだった。

まして需要が低迷している日本酒にとって業界でも重要な課題でもある。

今回、東京で開催される事によって、その関心が高まれば一業界人の私としてもうれしい限りである。

<要注意>きき酒会であってドンチャ騒ぎの飲み会ではない。私のような飲ん兵衛が言うのも実は憚れるのだが、場をわきまえて泥酔だけは避けよう。





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