お酒と料理の相性は絶対的じゃない<その4>
4つのクラスターに分類した日本酒と料理の相性相関図は、佐藤信先生(元醸造試験所所長)が考案した「清酒の酒質表現の一例」という官能グラフを元にしてつくられたと言っていい。
縦軸に酸度、横軸に日本酒度を置き、濃醇・辛口、淡麗・辛口、淡麗・甘口、濃醇・甘口と、やはり4つのクラスターに分類したものである。
酒を製造する者が自蔵のお酒がどのあたりに位置し、これからどのあたりの酒質を目指していけばよいか、その指標の一端になれば、との思いであえ
てつくられたものだった。
佐藤先生がこの官能グラフを私に見せた時、
「一般的なものではないから、消費者がこれを見たところでほとんど参考にならない」。といって、一般に公表するなと釘をさされた。
ところが、やっぱり出てしまった。
土台こうしたものはいつかは世に出てしまう。
仕方ない事だと思う。
とくにこれを見た酒を売る側の人たちにとって、各種の地酒のそれぞれの味を説明する上で、実に便利なものだった。

日本酒度と酸度が明示されていれば、どのあたりの味の酒か、おおよそ説明できてしまう。
例えば日本酒度が+4、酸度が1.6とすれば淡麗・辛口の分類に入り、少し辛い味で濃さは中間となる。
もちろん間違いではないのだが、だからといって絶対的じゃない。
酒によってはいくらこのデータでも飲む人によって甘く感じる場合もある。
何度でもいうが官能は個人差があるからだ。
佐藤先生を責めているわけではない。
数学者として大家だったし、天才肌の統計学の先生だった
。
私は個人的に師事し、佐藤先生によって酒に開眼させられた。よく飲みに連れていってもらい、ご一緒したのは今は懐かしい。
退官後、食道ガンを患っても退院したら一緒に仕事しようとも言われた。
他界されてもう17〜18年の歳月が流れた。
その後、この官能グラフはひとり歩きを始め、酒と料理の相性にも利用されていった。
日本酒度がプラスになるほど、酸度が高くなるほど辛口傾向となる。巷間、誠しやかにもいわれているが人間の官能はそんなひと言で説明できない。
そのため蔵元によっては自蔵の酒を変に決めつけられるのを嫌い、データを公表しないところも増えてきた。
佐藤先生の意図どおり、製造上の指標の1つなのだから当然の事だと思う。
酒を製造する者が自蔵のお酒がどのあたりに位置し、これからどのあたりの酒質を目指していけばよいか、その指標の一端になれば、との思いであえ
てつくられたものだった。 佐藤先生がこの官能グラフを私に見せた時、
「一般的なものではないから、消費者がこれを見たところでほとんど参考にならない」。といって、一般に公表するなと釘をさされた。
ところが、やっぱり出てしまった。
土台こうしたものはいつかは世に出てしまう。
仕方ない事だと思う。
とくにこれを見た酒を売る側の人たちにとって、各種の地酒のそれぞれの味を説明する上で、実に便利なものだった。

日本酒度と酸度が明示されていれば、どのあたりの味の酒か、おおよそ説明できてしまう。
例えば日本酒度が+4、酸度が1.6とすれば淡麗・辛口の分類に入り、少し辛い味で濃さは中間となる。
もちろん間違いではないのだが、だからといって絶対的じゃない。
酒によってはいくらこのデータでも飲む人によって甘く感じる場合もある。
何度でもいうが官能は個人差があるからだ。
佐藤先生を責めているわけではない。
数学者として大家だったし、天才肌の統計学の先生だった
。 私は個人的に師事し、佐藤先生によって酒に開眼させられた。よく飲みに連れていってもらい、ご一緒したのは今は懐かしい。
退官後、食道ガンを患っても退院したら一緒に仕事しようとも言われた。
他界されてもう17〜18年の歳月が流れた。
その後、この官能グラフはひとり歩きを始め、酒と料理の相性にも利用されていった。
日本酒度がプラスになるほど、酸度が高くなるほど辛口傾向となる。巷間、誠しやかにもいわれているが人間の官能はそんなひと言で説明できない。
そのため蔵元によっては自蔵の酒を変に決めつけられるのを嫌い、データを公表しないところも増えてきた。
佐藤先生の意図どおり、製造上の指標の1つなのだから当然の事だと思う。




