お酒と料理の相性は絶対的じゃない<その2>
なぜこうもお酒と料理の相性について気にする人が多いのだろうか。
お酒に入る前にワインをこれまで飲んできた人に案外、多いのかも知れない。
確かにワインはお酒と比べると香りもさまざまにあって、味のバリエーションも実に豊富である。味と香りについてはお酒の比ではない。
酸度も7,8といった数値になり、日本酒の1.3,1.5高くても2.0といった数値と比べるとワインはかなり高い。それに原料が片やブドウであり、こっちは米である。
そんな広い幅を持ったワインは畢境、料理を選ばざるを得なかったのかも知れない。
フランスでソムリエが誕生したのはそんな歴史的な背景があったからだろう。
我が日本にそれに似た職業のプロはいない。
せいぜい「お燗番」と呼ばれるプロがいて、出されていく料理を見ながら、お客の状況を把握しなが
らお酒の温度を微妙に変えていったそうだ。
なぜソムリエのようなプロが存在しなかったのか。
必要としなかったからだと思う。
これほど他国と比べても繊細な精神文化を持つ日本人が、仮に必要であったならば誕生させていた事だろう。
もちろんこれは私の推論だから当然、異論も多いだろう。
だが、これほど食全般について高度な見識を持つ日本人がお酒と料理の相性について言及してこなかった歴史的背景は、そう考えるのが自然だと思う。
でも最近は昔と比べればお酒の味、香りのバリエーションも大分拡がってきた。
以前は特級、1級、2級といった級別でお酒を選ぶ基準しかなかったが、その級別廃止後、大吟醸、純米大吟醸、吟醸、純米吟醸、特別純米、純米、特別本醸造、本醸造、普通酒と9タイプに分けられている。
さらにこれに基づいて生酒(本生)、生貯、生詰(ひやおろし)、原酒、にごり、無濾過生原酒といったものまで市場に出回ってきた。
(それぞれに業界内に原料米の品種、精米歩合、製造方法など規定があるので、関心のある人は別の資料で調べてほしい。)
そういった意味において、様々な酒質の説明やお酒の特長といった事をキチンと伝達するプロは必要だが、問題はお酒と料理の相性を4つのクラスターに分けて分類してしまう点なのだ。
この問題については次号でキチンと指摘したい。
(この稿つづく)
酸度も7,8といった数値になり、日本酒の1.3,1.5高くても2.0といった数値と比べるとワインはかなり高い。それに原料が片やブドウであり、こっちは米である。 そんな広い幅を持ったワインは畢境、料理を選ばざるを得なかったのかも知れない。
フランスでソムリエが誕生したのはそんな歴史的な背景があったからだろう。
我が日本にそれに似た職業のプロはいない。
せいぜい「お燗番」と呼ばれるプロがいて、出されていく料理を見ながら、お客の状況を把握しなが
らお酒の温度を微妙に変えていったそうだ。 なぜソムリエのようなプロが存在しなかったのか。
必要としなかったからだと思う。
これほど他国と比べても繊細な精神文化を持つ日本人が、仮に必要であったならば誕生させていた事だろう。
もちろんこれは私の推論だから当然、異論も多いだろう。
だが、これほど食全般について高度な見識を持つ日本人がお酒と料理の相性について言及してこなかった歴史的背景は、そう考えるのが自然だと思う。
でも最近は昔と比べればお酒の味、香りのバリエーションも大分拡がってきた。
以前は特級、1級、2級といった級別でお酒を選ぶ基準しかなかったが、その級別廃止後、大吟醸、純米大吟醸、吟醸、純米吟醸、特別純米、純米、特別本醸造、本醸造、普通酒と9タイプに分けられている。
さらにこれに基づいて生酒(本生)、生貯、生詰(ひやおろし)、原酒、にごり、無濾過生原酒といったものまで市場に出回ってきた。

(それぞれに業界内に原料米の品種、精米歩合、製造方法など規定があるので、関心のある人は別の資料で調べてほしい。)
そういった意味において、様々な酒質の説明やお酒の特長といった事をキチンと伝達するプロは必要だが、問題はお酒と料理の相性を4つのクラスターに分けて分類してしまう点なのだ。
この問題については次号でキチンと指摘したい。
(この稿つづく)






