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2008/08/30

酒の旅人・街道筋の蔵 山陰道・出雲路 その2  城下町倉吉と「八潮」中井酒造

最近、中井さんが注力しているのは山田錦や五百万石、強力といった酒造好適米のオーガニック米作り。地元の農家と連携プレーをとって、田んぼも徐々に増え続け、収穫量も確保できるようになってきた。

合鴨農法も使いオーガニックの酒米作り

中井酒造は現在倉吉市になっているものの、南へ、さらに内陸部に入った中河原地区にある。中国山地の秀峰大山(だいせん)や象山(ぞうやま)を源とする小鴨川の中流域にあり、小鴨川はやがて天神川と合流して、日本海へと流れていく。蔵の前を走るのは国道313号で、岡山方面から三朝温泉へ向かう街道筋になっている。

主力銘柄は「八潮」。小鴨神社の神主につけてもらったという。「いろいろなものが集まって交わっていく。さまざまな人たちに愛されるお酒でありたい」との願いが込められているそうだ。倉吉駅まで迎えに来てくれた中井丈拡さん(30歳)が説明してくれる。

蔵の創業は明治10年、庄屋だった初代が酒造りを始めて、現在、中井俊郎蔵元(60歳)で4代目。丈拡さんにバトンタッチされれば5代目となる。

蔵は現在600石ほどの規模。50年間この蔵の杜氏を勤め上げた加藤智杜氏から昨年、田中陽二杜氏(63歳)に引き継がれた。蔵人2名、地元の人2名、計5名での酒造りとなっている。ともに秋鹿出身の出雲杜氏である。倉吉は周辺に三朝を筆頭に関金、皆生、東郷、羽合、湯原、湯村と温泉が数多く点在していて、その旅館での需要が高いという。

最近、中井さんが注力しているのは山田錦や五百万石、強力といった酒造好適米のオーガニック米作り。地元の農家と連携プレーをとって、田んぼも徐々に増え続け、収穫量も確保できるようになってきた。





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