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2008/08/30

酒の旅人・街道筋の蔵 山陰道・出雲路 その2  城下町倉吉と「八潮」中井酒造

有機米山田錦使用の純米吟醸「黒門」

お酒をいくつか利かせてもらったが、玉栄50%精米の「丈」720ml1800円はお勧めだ。純米大吟醸無濾過原酒だが、味がしっかりあるもののさばけがいいから結構飲めてしまう。この手の味に慣れている愛飲家には、是非試してほしいと思った。それとオーガニック米の山田錦55%精米の純米吟醸「黒門」720ml2000円もお勧め。やはり味がしっかりのっているのがいい。仕込水は蔵内の井戸から汲み上げていて、水量は豊富。源流は大山で氷ノ山(ひょうのせん)の伏流水という。飲んでみたが、軟水ながら味わいがあり、飲み水としても美味しいと思う。

蔵の取材を終えると、「周辺を車で案内します」となって乗せてもらった。

まず出かけたのが野添地区。標高550mほどの山の中だが、ここでオーガニックの五百万石を作付けしている。広大な田んぼが広がっていて、合鴨が至る所に放たれている。すでに稲穂が出かかっていて、順調に生育しているようだ。緑一面の田んぼに立って、風にそよぐ稲を眺めているだけでも気持ちが和んでいく。

このあと倉吉の町なかに向かい、白壁の土蔵が建ち並ぶ観光スポットを歩いた。城下町だった倉吉では、町なかを流れる玉川を挟んで南側が商家の集まった町人町。各家には裏門があり、玉川に石橋を掛けて裏口の木戸から通り抜けられるようになっている。冬期は北風を防ぐため、夏期は木戸を開けて風通しをよくするためでもあり、生活の知恵をうかがわせる。(この稿続く)





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