酒・食・名店

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2008/02/23

酒の旅人<4>

「秀鳳」の蔵は北山形駅で降り、タクシーで向かった。10分ほどの距離である。無濾過生原酒系のお酒が首都圏の酒販店でよく見かけるようになっている。
 何度か訪問している。武田荘一蔵元(57歳)と営業担当の深瀬秀雄さん(59歳)に久しぶりに会った。

「確かにここへきて首都圏の酒販店の扱いは増えていますが、キチンと販売されている店は40〜50店だと思います。まだまだです。全体で1000石ほど。そのうち県内で70%、県外は首都圏中心で30%というところです」
 それでも純吟生原酒を中心にそれぞれ火入れ、加水した商品へとラインナップが拡大されていて、売れ筋になってきた、という。
 出羽燦々、雄町、恋おまち、出羽の里といった酒造好適米を使用、原料米による飲み比べが出来るのが人気のヒミツとか。とくに最近よく使われている恋おまち(広島県産)は改良雄町とニホンマサリを親にして開発されたが、従来の雄町よりも酒造家にとって評判がいいそうだ。原料米による味の違いを楽しめるのもお酒の面白い一面でもある。
 山形市の人口はおよそ25万5千人。地元市内でも少しづつ普通酒以外の消費量も上がってきているだけに、期待したい。
 杜氏は相田勝之さん(38歳)。秀鳳の蔵に入蔵して20年になる。杜氏に昇格したのは5年前。「秀鳳の味を確立するために」やる気まんまんの若手杜氏である。





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