酒・食・名店

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2007/11/17

瀧澤のお酒と松茸

長野県の名酒「瀧澤」で知られる信州銘醸が全国新酒鑑評会7年連続受賞したことから、その祝賀会が先般開催され、私も招かれて出掛けた。

とてもなごやかで、変な気負いもなく、肩肘張らずに会は進行した。仕事柄、各種パーティーや飲み会、御祝い事の宴に出席しているが、久し振りに気持ちのいい会に出られた、という印象が強い。なぜなのか。1つは会を呼びかけ、主催した人たちが蔵元ではなく、その取引先である酒販店の有志だったからだ。とくに地元の酒販店が我が県我が町の誇りを持って地元の信州銘醸を祝ってあげよう、という心意気が第3者である私たちにキチンと伝わったからだと思う。

「本日は、私は何もしなくていい。座っていろ、と言われていますんで、楽にさせてもらっています」と瀧澤光次蔵元が笑っていたが、この蔵元の人柄もお客をフランクにさせていた要因の1つだったと思う。

 直近でみたときの7年連続の金賞蔵はいったい何蔵あるか、正確に数えていないが、3〜4蔵しかないと思う。全国1500場ある中のこれは確かに快挙といっていい。
 来年の鑑評会にも受賞して8年連続金賞受賞蔵の栄誉を、と誰もが期待と勇気づけの賛美を送っていたが、当然だと思う。だが、といって、その周りの期待感が高まる事によって、逆に造る側がプレッシャーとなってガンジがらめになってしまわないか、少し心配になってくる。「吟醸の西沢」と言われるほどの名杜氏・西沢勝杜氏であっても生身の人間である
 最後に私もあいさつに立たされたので、その事に触れた。「8年連続が仮りになくてもいい。こんな素敵な会なら、8年連続不成立会をやってもいい。大事なのは西沢杜氏らしいお酒、信州銘醸らしいお酒を造ってくれれば、私たちはもうそれで充分です」と締めくくった。瀧澤蔵元、西沢杜氏や蔵人たちがそれでどれだけ気持ちを開放できるか、よく解らないけど、言葉は気持ちを込めれば、違った角度でものを言ってもきっと理解してくれる。
 





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