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2007/10/23

たい焼で魚拓!とりました!

たい焼の魚拓があるという・・・。
数年前、甘党仲間から紹介されて手にした一冊の書籍。
そこには30店舗くらいの個性豊かなたい焼が、生け捕られておりました。
膝を打つアイデアには思わず脱帽ですが、次第に墨一色の濃淡な世界観に入り込みます。

フリーカメラマンの宮嶋康彦さんが、ふと冗談で作った1枚のたい焼の魚拓。
全てはそこから始まって約20年!というから洒落で継続するものではありません。
「たい焼の魚拓(著:宮嶋康彦 出版:JTB)」には
東京の有名な「浪花屋総本店」からはじまって、
北海道札幌の「札幌柳屋」で締めくくり総計37点の魚拓が掲載されております。
              ↑こちらは自分で取った、浪花屋総本店のたい焼の魚拓
               勿論ですが、取ったあとの半身は頂いております

しかし、これほどたい焼きが個性豊かなものだとは全く思ってもみませんでした。
なんと、まん丸いたい焼もあれば、雄雌たい焼もあるんです。
油で揚げたたい焼もあるし、スタッフ全員が若い女性という、美人たい焼も。
名古屋から伊勢までのたい焼ロードの話等、話題は魚拓だけに止まりません。

               ↑表紙右上が、珍しいまんまるのたい焼き

書籍を読むと、そんなたい焼自体の話は勿論のことですが、
感じるのは、店主さん達の人となりであり、横顔だったりします。
そこがまたまた、興味深いのです。

昭和50年に「およげ!たいやきくん」のヒットで、一時沸いたたい焼ブーム。
しかし、嵐のようにブームは去ってしまうわけです。それからバブル景気の後に来たのは長い不景気。
継ぎ手が無く、次第に店をたたんで行く、たい焼屋さんの姿を目のあたりにします。
駄菓子屋で買い食いをすることは、私の小学校ではやんわりと禁止されておりましたが、
そこは、ちびっ子達のサロンであり交流の場でもあるわけです。
たい焼屋さんにも、そんな一面があったような気がいたします。


東京メトロの大江戸線麻布十番駅から歩いて数分。
あの「およげ!たいやきくん」のモデルになったことでも有名な「浪花屋総本店」に向かいます。
電車を降りたあたりから、高まる期待に笑いがこみ上げてきます。
自分の中では、甘さの前の幸せ笑いって呼んでおりますが、ニヤニヤと怪しいことだと思います。
到着したのは、夜の7時。店内にはお客の姿はなく、『あれ〜』と思いながら入ります。
一応、前日の予約を入れていたため、そのことを告げてたい焼を手渡されました。
後方の方では、通りがかりのお客と店員さんのやりとりが断片的に聞こえてきます。
「今からだと40分待っていただくんですが・・・」というサラリとした言葉に、暫く固まってしまいました。

ちょっとしたアトラクション並。1個に40分。
焼いているのは5〜6人の若い男性の店員さんで、”死闘!”という表情がにじみ出ておりました。
夜の7時にもかかわらず、手元は休むことなくノンストップ状態。
しかも、たい焼の型は約2キロと聞きます。重労働です。
1個150円のたい焼には、そんな思いがつまっていることでしょう。
一つ一つを大事に食べたくなりました。

そんな評判のたい焼は、あんこが透けてるんじゃないか!という程の技ありの薄さ。
包装紙をあけると、帰り道で冷えてしまったお客のために暖め直す方法が記載されております。
冷えても美味しいという評判ではありますが、私はトースターで焼いていただきました。
次は焼きたてを頂きたいと思います。
              ↑あんこもぎっしりと・・・素晴らしい出来映えです

並んで買う有名たい焼もいいのですが、地元の味も応援したい。
書籍「たい焼の魚拓」でも紹介されているのが、東京三鷹の「甘味処たかね」です。





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