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2008/06/12

ローカル線の旅で蕎麦3食、会津の山奥で意外に洗練された蕎麦に出会う

「男の隠れ家」本誌の取材でローカル線の旅に出た。取材の合間に食べた蕎麦の中でイチオシは「アザキ大根高遠そば」只見線の山奥で出会った蕎麦は意外に美味しかった。

5月下旬にJR釜石線とJR只見線を連続して取材した。例によってハード&ディープな鉄道取材。詳しくは本誌8月号の鉄道特集号を。

蕎麦はまず、JR釜石線の始発駅・花巻駅で。駅構内の待合室の奥に、立ち食い蕎麦風の店「そば処 花巻」があった。

テーブル、椅子があるので立ち食いではないが、食券を買うセルフサービス、蕎麦の調理法は立ち食い蕎麦と同じだ。

そこで見つけたのは花巻出身の宮沢賢治にちなんだ「賢治そば」470円。

食券を差し出すと、自身も昼食中で蕎麦を食べていたおばちゃんが、丼を置いて蕎麦を茹ではじめた。蕎麦の上に、煮て味付けした油揚、温泉玉子、山菜、天かすと満艦飾の豪華トッピング。ちょっと賢治のイメージとは違う気もする。

蕎麦は茹で麺を湯がいただけで、やわらかめ。それでも少しコシがあって、食感は悪くない。つゆは醤油が濃くないものの、ちょっと塩っぱかった。

2食めは、JR只見線、会津中川駅近くの金山町活性化センター内「こぶし館」。特産品販売コーナーの奥に、レストラン風の食事どころがある。

ここの名物は「アザキ大根高遠そば」アザキ大根とは野生化した細長い辛味大根。高遠蕎麦は信州高遠の郷土蕎麦で、辛味大根おろしで食べる。江戸時代、高遠から会津に移封された保科正之が会津に伝えた。

注文すると、蕎麦より前にアザキ大根とオロシガネが出てくる。蕎麦が茹で上がるまで、客が自分で大根をおろすのだ。

大根は10cmほどの細長いもの。かなり硬いので、気合を入れておろさなくてはいけない。

テーブルには「夕刊フジ」に掲載された椎名誠氏のエッセイがあった。金山町に「椎名誠写真館」を設立した縁で年に1〜2度は訪れ、ここのトンカツと蕎麦を絶賛している。期待感が高まった。





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