酒・食・名店

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2008/04/17

東京の近くにこんな在来種蕎麦があったとは・・・山梨・小菅村産の「小菅そば」を味わう

 地元出身のツテで農家から直接仕入れている。しかし、複数の農家から少しずつ集めるので、提供できる蕎麦に限りがある。1日15食限定。地元では立ち寄り湯「小菅の湯」などで小菅産を提供しているが、蕎麦専門店で食べられるのは西国立のこの店だけだ。

 その「小菅そば」(写真)を食した。出てきた蕎麦は黒っぽくて、よく見ると細かいホシが見える。やや微粉といったところか。
 手繰ると蕎麦の香りが鼻に来て、蕎麦の味もしっかりとある。玄蕎麦から挽いた挽きぐるみの蕎麦は大地が育んだ土くさいような味わいがある。そして、甘みが強く、食べるほどに甘くなる。
 
蕎麦はつなぎ2割で柔らかめに打つ。蕎麦つゆも薄く甘めだ。つまり、江戸前の蕎麦とは違う、田舎風の蕎麦である。

 蕎麦粉は農家が玄蕎麦からロール挽きにしている。ロール挽きにしてこの香り、この風味。畑が小さく手刈り、天日干しにしていることも、香りと味の豊かさにつながっているのだろう。
 この蕎麦が食べたくて、遠くから訪れるファンがいるというのも頷ける。問題は生産がいつまで続けられるかだ。農家の高齢化が激しい。

「今年は、私が手伝いに行かないと蕎麦栽培を続けられない農家も出てきそうです。台風、猪などの被害で蕎麦の時期はいつも心配しています」

 東京に近い在来種蕎麦は珍しい。いつまでも続いてほしいと思うのは私だけではないはずだ。

「そば処 かめ井」
☆東京都立川市羽衣町3−2−17
☆TEL:042−524−8101
☆営業時間:平日11:30〜14:30 17:30〜20:00 (売り切れの場合あり)
☆定休日:月曜、第2火曜
☆アクセス:JR南武線「西国立」駅より徒歩約3分
☆メニュー:もりそば750円、ごまおろしそば980円、小菅そば1200円、小菅とろろそば1400円、かけそば750円、合鴨スモーク750円、だし巻玉子500円、板わさ650円、冷やっこ250円






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