夏もおいしく薫り高く味わう、コーヒー豆の保存について
まもなく日本列島のほとんどの地域は梅雨に入りますが、高温多湿に弱いコーヒーは梅雨から真夏の時期には、少し注意が必要です。いつもと変わらず、おいしいコーヒーを飲むために、今回は少し詳しくコーヒーの保存について述べようと思います。
焙煎がコーヒーを創る
以前にもご紹介しましたが、コーヒーの実は赤い色をしたコーヒーチェリーという実際に食べることができる、少し甘みと酸味を感じる実です。そして実の中にある【種の部分】がコーヒー豆(の原料)となります。コーヒーは中世のころまでイスラム社会で主にコーヒーの実を丸ごと煮て、煮汁を飲んでいたといわれます。ところがある時点から、コーヒーの実の中の種に熱を加えると、不思議ないい香りをしたものに変化することに気づきました。当時は種子の部分は、食べずに捨てていたでしょうから、偶然にもこれを発見した人は、焙煎することにより、コーヒーがまったく違うものに生まれ変わったのをみて、それこそアラジンの魔法により創られたのではないかと、驚きをもったのではないでしょうか。
保存すべきもの
コーヒー豆、アカネ科のこの植物の種は、数ある植物の中でも非常に不思議なもので、熱を加える(焙煎加工を施す)と次々に豆に内包している複雑な成分(完全にはわかっていませんが一説には100種以上の成分が含まれているといわれます)が単独で、あるいは他の成分と相互に反応しあい、きわめて複雑な化学変化を起こし、生豆の状態のときではまったく考えられない味・香りに変化します。コーヒーの特徴である香りのもととなる香気成分も非常に多く、普段私たちが感じるコーヒーの香りとは、数百種類の香り(香気成分)がミックスされたものと考えられています。
コーヒーをうまく保存することとは、焙煎後のコーヒーのよい成分(香気成分、味の成分=各種脂質・有機酸類・カフェイン)の二次的な化学変化(湿気・温度・酸素他による劣化)を出来るだけ防ぐことにあります。
コーヒーはデリケートな生ものです
中世アラビアで偶然にも焙煎されることによって【発見】された【コーヒー】ですが、この複雑で、不思議で、魅力的な香味を少しでも長く保つことは出来ないか? 多くのコーヒー通の人たちで試行錯誤がされてきました。
コーヒーは一見、乾いた粉(豆)に見えるので、【いくらでも湿気なければ大丈夫!】なんていう乱暴な意見もあるかもしれません。しかしコーヒーは湿気・熱・酸素・他の食品等から発せられる臭気によって、確実に劣化が早まるデリケートな食品であることがわかってきています。
すこし前置きが長くなってしまいましたが、コーヒーの保存には、以下の原因とその対策があります。
保存版豆知識:コーヒーの保存方法
その一・湿気を防ぐ:
一番わかりやすいのが湿気です。水分はコーヒーの劣化の最大要因です。
その二・他の食品の臭い移りを防ぐ:
実はコーヒーは香りを発しているだけでなく、冷蔵庫に入れる脱臭剤のような、周囲の臭いを積極的に吸収してしまう働きがあります。封を開けて、他の食品の近くおくとすぐに臭い移りしてしまいます。
以上の2点に関しては、しっかりした密閉容器である程度防げます。ガラス瓶・缶・陶器・プラスティック他さまざまなものがあるかと思いますが、完全に外界の空気としっかり遮断できるものが必要です。注意したいのは、空いた缶によく入れておく場合がありますが、完全に密閉できないタイプのものでは、あまり意味がありません。
その三・ 酸素になるべく触れない:
空気中の酸素はコーヒーに限らず、すべての食品の酸化を進めてしまいます。
大気中には酸素は存在して、ましてや開封後は、まったく酸素のない状態を保つというのは実際に難しいと思います。これには、やはり豆のままでの保存をお勧めする以外にはありません。コーヒー豆は、粉にすると空気中の酸素に触れる表面積は、飛躍的に広がってしまうからです。
その四・高温を避ける:
コーヒー豆は夏場のような高温状態だと、劣化のスピードが速まります。
以前にも述べましたが、科学的実証によってコーヒーは温度によって、香りの成分を含む炭酸ガスの残存量など、品質の劣化スピードに差が出ることがわかってきました。およそ4度以下では、炭酸ガスの活動は弱まり、相対的に劣化のスピードはかなり弱まることがわかっています。4度以下という温度は冷蔵庫で見ると、ほぼ冷凍温度に近いため、コーヒーの保存には冷凍がいいということに成ります。しかし注意しなければいけないのは、冷凍保存は繰り返し行うと、包装容器やコーヒー自体に結露などを生じ、結果的に温度による劣化以上に、湿気による品質低下を招いてしまいます。ですから当店では冷凍保存は開封前として、開封後はしっかりした密閉容器に入れて冷蔵庫保存をお勧めします。
その五・強い直射日光を避ける:
強い日光は変色を起こし、コーヒーの品質を変えてしまうことがあります。
冷蔵庫のような暗所に置くか、そうでない場合は遮光性がある容器に入れるのがベストです。
最後に、、、以上の点をまとめ、今日の結論とさせていただきます。
【完全に密閉できるしっかりとした容器を選ぶ】
【コーヒーはなるべく豆のまま保管し】
【しばらく飲まない場合は開封前は冷凍保存】
【開封後は、冷蔵庫保存する】
夏になっても、きっとおいしいコーヒーを飲みたくなりますよ!
これからの梅雨の時期ぜひ皆さんも実践してください。

以前にもご紹介しましたが、コーヒーの実は赤い色をしたコーヒーチェリーという実際に食べることができる、少し甘みと酸味を感じる実です。そして実の中にある【種の部分】がコーヒー豆(の原料)となります。コーヒーは中世のころまでイスラム社会で主にコーヒーの実を丸ごと煮て、煮汁を飲んでいたといわれます。ところがある時点から、コーヒーの実の中の種に熱を加えると、不思議ないい香りをしたものに変化することに気づきました。当時は種子の部分は、食べずに捨てていたでしょうから、偶然にもこれを発見した人は、焙煎することにより、コーヒーがまったく違うものに生まれ変わったのをみて、それこそアラジンの魔法により創られたのではないかと、驚きをもったのではないでしょうか。保存すべきもの
コーヒー豆、アカネ科のこの植物の種は、数ある植物の中でも非常に不思議なもので、熱を加える(焙煎加工を施す)と次々に豆に内包している複雑な成分(完全にはわかっていませんが一説には100種以上の成分が含まれているといわれます)が単独で、あるいは他の成分と相互に反応しあい、きわめて複雑な化学変化を起こし、生豆の状態のときではまったく考えられない味・香りに変化します。コーヒーの特徴である香りのもととなる香気成分も非常に多く、普段私たちが感じるコーヒーの香りとは、数百種類の香り(香気成分)がミックスされたものと考えられています。 コーヒーをうまく保存することとは、焙煎後のコーヒーのよい成分(香気成分、味の成分=各種脂質・有機酸類・カフェイン)の二次的な化学変化(湿気・温度・酸素他による劣化)を出来るだけ防ぐことにあります。
コーヒーはデリケートな生ものです
中世アラビアで偶然にも焙煎されることによって【発見】された【コーヒー】ですが、この複雑で、不思議で、魅力的な香味を少しでも長く保つことは出来ないか? 多くのコーヒー通の人たちで試行錯誤がされてきました。 コーヒーは一見、乾いた粉(豆)に見えるので、【いくらでも湿気なければ大丈夫!】なんていう乱暴な意見もあるかもしれません。しかしコーヒーは湿気・熱・酸素・他の食品等から発せられる臭気によって、確実に劣化が早まるデリケートな食品であることがわかってきています。
すこし前置きが長くなってしまいましたが、コーヒーの保存には、以下の原因とその対策があります。
保存版豆知識:コーヒーの保存方法
その一・湿気を防ぐ:
一番わかりやすいのが湿気です。水分はコーヒーの劣化の最大要因です。
その二・他の食品の臭い移りを防ぐ:
実はコーヒーは香りを発しているだけでなく、冷蔵庫に入れる脱臭剤のような、周囲の臭いを積極的に吸収してしまう働きがあります。封を開けて、他の食品の近くおくとすぐに臭い移りしてしまいます。
以上の2点に関しては、しっかりした密閉容器である程度防げます。ガラス瓶・缶・陶器・プラスティック他さまざまなものがあるかと思いますが、完全に外界の空気としっかり遮断できるものが必要です。注意したいのは、空いた缶によく入れておく場合がありますが、完全に密閉できないタイプのものでは、あまり意味がありません。
その三・ 酸素になるべく触れない:
空気中の酸素はコーヒーに限らず、すべての食品の酸化を進めてしまいます。
大気中には酸素は存在して、ましてや開封後は、まったく酸素のない状態を保つというのは実際に難しいと思います。これには、やはり豆のままでの保存をお勧めする以外にはありません。コーヒー豆は、粉にすると空気中の酸素に触れる表面積は、飛躍的に広がってしまうからです。
その四・高温を避ける:
コーヒー豆は夏場のような高温状態だと、劣化のスピードが速まります。
以前にも述べましたが、科学的実証によってコーヒーは温度によって、香りの成分を含む炭酸ガスの残存量など、品質の劣化スピードに差が出ることがわかってきました。およそ4度以下では、炭酸ガスの活動は弱まり、相対的に劣化のスピードはかなり弱まることがわかっています。4度以下という温度は冷蔵庫で見ると、ほぼ冷凍温度に近いため、コーヒーの保存には冷凍がいいということに成ります。しかし注意しなければいけないのは、冷凍保存は繰り返し行うと、包装容器やコーヒー自体に結露などを生じ、結果的に温度による劣化以上に、湿気による品質低下を招いてしまいます。ですから当店では冷凍保存は開封前として、開封後はしっかりした密閉容器に入れて冷蔵庫保存をお勧めします。
その五・強い直射日光を避ける:
強い日光は変色を起こし、コーヒーの品質を変えてしまうことがあります。
冷蔵庫のような暗所に置くか、そうでない場合は遮光性がある容器に入れるのがベストです。
最後に、、、以上の点をまとめ、今日の結論とさせていただきます。
【完全に密閉できるしっかりとした容器を選ぶ】
【コーヒーはなるべく豆のまま保管し】
【しばらく飲まない場合は開封前は冷凍保存】
【開封後は、冷蔵庫保存する】
夏になっても、きっとおいしいコーヒーを飲みたくなりますよ!
これからの梅雨の時期ぜひ皆さんも実践してください。





