アイロン売り場にて考える
アイロン売り場。
量販店の家電コーナーの片隅に、それはひっそりと佇んでいる。
そこは今もって主婦層の聖域。ある種の男子禁制的な場所なのだ。
エクストリームアイロニストにとってのアイロン。
それは、いわばテニスプレイヤーにとってのテニスラケット。
そして、侍にとっての刀のような意味合いを持つ。
エクストリームアイロニングは、エクストリームという名の通り、まさしくハードなシチュエーションで行うXスポーツである。
しかしアイロンを売っている場所は、家電売り場の家事系電化製品コーナー。
当たり前だけど、アイロンは決っしてスポーツ店には置いていない。
普通、どの店も掃除機売り場の近くにアイロンはある。
そういう事で、僕は必然的に日々家電量販店に足を運び、最新のアイロンやアイロン台などのチェックに余念が無い。
まあアイロニストである以上、アイロンに興味があるのは当然なのだ。

アイロン売り場は大抵空いている。いつ行っても空いている。
携帯売り場やi-pod売り場が混雑していても、アイロン売り場に来た途端、そこには、明日ダムに沈む村のような静けさがあるのだ。
これは、まさに世間のアイロンに対する意識の低さを物語っている。
まあ当たり前といえば当たり前だが。
アイロン売り場に他のお客さんがいる場合、それは大抵が女性だ。
そこに目をギラギラさせた僕が訪れ、まるで地を這う野ねずみを狙う大ワシのような眼光で、次々とアイロンを、そして台をチェックする。
そしてたまにニヤつく僕を見て、周りの女性客はドン引きだろう。
でも仕方ないじゃないか。
アイロンを見ている時の僕は本当に真剣で、それでいて充実した楽しい時間を過ごせているのだから。
皆さん、アイロン売り場で僕を見かけても、どうか怖がらないでね。
ちょっと大げさに書いただけで、いたって普通に見ていますから。

アイロン売り場に行くと、僕はまず新しいアイロンを手に取り、しっかりと手に馴染むかどうかを確認する。
僕はグリップが太めなアイロンを好む傾向にあるが、とにかく一般ユーザー向けのアイロンは、基本的には女性向きに作られている。
よってグリップもやはり細いものが多い。
そしてグリップがしっくりくるものがあったとしても、アイロンの色がパステルカラーだったり、とてもフェミニンな形状だったりで、なかなか僕の気に入るアイロンには出会えないのが実情なのだ。
パンフレットを見ると、エプロン姿の若奥様らしき女性が微笑みつつアイロンを掛けている、という構図がほとんど。
そのようなほんわかしたパンフレットを見る度に、僕は世界中のエクストリームアイロニスト達がこれからも歩むであろう険しい道を想像し、そっと目頭を押さえるのだ。
ちなみに僕の好きなアイロンは、黒かメタリック基調の色合いで、フォルムはバッドモービルのようなシャープで強そうなやつである。
そして問題は、そんなアイロンはこの世に存在しないという事実である。
それは、いわばテニスプレイヤーにとってのテニスラケット。
そして、侍にとっての刀のような意味合いを持つ。
エクストリームアイロニングは、エクストリームという名の通り、まさしくハードなシチュエーションで行うXスポーツである。
しかしアイロンを売っている場所は、家電売り場の家事系電化製品コーナー。
当たり前だけど、アイロンは決っしてスポーツ店には置いていない。
普通、どの店も掃除機売り場の近くにアイロンはある。
そういう事で、僕は必然的に日々家電量販店に足を運び、最新のアイロンやアイロン台などのチェックに余念が無い。
まあアイロニストである以上、アイロンに興味があるのは当然なのだ。

アイロン売り場は大抵空いている。いつ行っても空いている。
携帯売り場やi-pod売り場が混雑していても、アイロン売り場に来た途端、そこには、明日ダムに沈む村のような静けさがあるのだ。
これは、まさに世間のアイロンに対する意識の低さを物語っている。
まあ当たり前といえば当たり前だが。
アイロン売り場に他のお客さんがいる場合、それは大抵が女性だ。
そこに目をギラギラさせた僕が訪れ、まるで地を這う野ねずみを狙う大ワシのような眼光で、次々とアイロンを、そして台をチェックする。
そしてたまにニヤつく僕を見て、周りの女性客はドン引きだろう。
でも仕方ないじゃないか。
アイロンを見ている時の僕は本当に真剣で、それでいて充実した楽しい時間を過ごせているのだから。
皆さん、アイロン売り場で僕を見かけても、どうか怖がらないでね。
ちょっと大げさに書いただけで、いたって普通に見ていますから。

アイロン売り場に行くと、僕はまず新しいアイロンを手に取り、しっかりと手に馴染むかどうかを確認する。
僕はグリップが太めなアイロンを好む傾向にあるが、とにかく一般ユーザー向けのアイロンは、基本的には女性向きに作られている。
よってグリップもやはり細いものが多い。
そしてグリップがしっくりくるものがあったとしても、アイロンの色がパステルカラーだったり、とてもフェミニンな形状だったりで、なかなか僕の気に入るアイロンには出会えないのが実情なのだ。
パンフレットを見ると、エプロン姿の若奥様らしき女性が微笑みつつアイロンを掛けている、という構図がほとんど。
そのようなほんわかしたパンフレットを見る度に、僕は世界中のエクストリームアイロニスト達がこれからも歩むであろう険しい道を想像し、そっと目頭を押さえるのだ。
ちなみに僕の好きなアイロンは、黒かメタリック基調の色合いで、フォルムはバッドモービルのようなシャープで強そうなやつである。
そして問題は、そんなアイロンはこの世に存在しないという事実である。









