アウトドア・スポーツ

2007/10/30

アイロン売り場にて考える

アイロン売り場では店員さんに声を掛けられる事も多い。

店員:「どういったアイロンをお探しですか」

僕:「耐震仕様で、持ち運びがしやすく、できれば防水のやつ」

店員:「・・・・・。」

まあ大抵こんな調子である。

この間、有楽町にある某有名家電量販店のアイロン売り場に寄った。
その時、そこにいたお客さんに「アイロンの方ですよね?」と、アイロン売り場において僕は初めて声を掛けられたのであった。
その方はカップルでアイロンを買いにきていて、たまたま最近何かのメディアで僕を見掛けたらしく、アイロン売り場で僕を見かけてとても驚いたとの事であった。
声を掛けられたこちらも相当驚いた。

すると、彼らから「どのアイロンがお勧めですか?」という質問が飛び出した。
僕はアイロンには詳しいので、そこでアイロンを選ぶ上での簡単なポイントを伝え、生意気にもアドバイスさせていただいた。
すると彼らは僕の勧めた某国内メーカーの最新アイロンを喜んで購入していったのであった。
最近思うが、エクストリームアイロニングの活動によって、少しはアイロンの販売促進に貢献しているような気がする。
国内のアイロンを作っている各メーカーの方々、少しは我々をリスペクトするように。


アイロンはひとつ買うと10年やそこらは買い替えないのが普通。
昔のアイロンは、スチーム機能が乏しいから壊れ難かったという理由もあるんだろうけれど、10年以上使える電化製品なんて理想的だと思う。
自分から子供へ譲り、後世使われ続ける良質で屈強なアイロン。 
売れる回転が遅ければ、商売にはなりずらいという決定的な欠点が生じるけど、限りある地球資源の節約を考えた場合、そろそろそういう視点で物事を見ていく必要もあると思う。
アイロンのような工業製品も、寿命をテーマに大きな転換期がいずれ来るだろう。
そして単純に考えても、モノってそういうふうに長く大切に使われるべきものではなかろうか。
ちなみに、僕が今最も気に入っているアイロンは、母のお下がりである。


家電量販店に行ったら、是非アイロン売り場も見てみてください。
アイロンの技術的な進歩は凄いの一言。スチームホールを自動的に洗浄してくれるものや、コンピューター制御で上手に掛けられるやつ など、アイロンもちょっとしたSF的な世界になってきているのです。
最近、某国内メーカーさんからシックでモノトーンな配色のアイロンが登場し、これは僕らにとって本当にいい流れがきた感があります。

デザインでは、欧州メーカーのアイロンには僕ら好みのものが多い。
それらには、明らかに男性を意識したとしか思えない無骨さがある。
僕個人の趣味で言えば、ドイツのDBKのアイロンなんてもう最高です。
グリップは黒で、全体的にメタリック。それでいてシンプル&無骨。
あくまでも見た目の好みだけど、見た目もモチベーションの維持には少なからず関係してくると思う。
ある種のノリ的な意味も含めて。
まあ僕はEIJ、日本代表なので、これからも頑なに国内ものを使います。
だから理想はカシオのGショックのようなアイロンが世に出ることです。
そんなゴツいアイロンが登場したら、それこそ男性の購買者数が飛躍的に伸びると思うんだけどなあ。
まあ長い目で、僕は日本の各メーカーさんにはこれからも大いに期待したいと思います。

アイロン売り場。
いつかスポーツ店の一角に、それが出来る日が来ると僕は信じたい。
山岳グッズとプロテインコーナーの間あたりにあるのが理想的だ。
「山岳アイロニングならこれがいいですよ」とか店員さんが勧めたり、グリップサイズや色のオーダーなんかも出来たら本当に面白いと思う。
そしてその空間は、きっと潤いの空気で満ち溢れていることであろう。
その一角には試し掛けのコーナーがあり、試し掛けするお客のアイロンから、常に大量のスチームが放たれているはずだから。

今日も僕はスポーツショップを素通りする。
なぜなら、そこにアイロン売り場が無いから。





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