アウトドア・スポーツ

2008/05/20

自転車 de アイロニング BD-1 リーズ&ミューラー

このBD-1、折り畳み式の小径車なのに、実際に乗ってみるとかなり早い。身長176cmの僕が乗車した時の姿勢はかなり前傾で、これに乗り始めた時から、僕はスポーツ車としてこの自転車とアスリート的に付き合ってきた。僕のBD-1のギアは8スピード、これをMAXにすると、体重が76キロもあるこの僕でさえ、数秒後には風になれるのだった。僕はドイツ人アイロニストに感謝のメールを送った。さすが元同盟国の同志、良い物を紹介してくれたものだ。

この自転車を使って、僕は競技系アイロニングの新技開発に努めた。それと同時に自転車を使った様々なアイロニングの練習を、このBD-1で重ねてきた。BD-1はサスペンションが前に付いているので、アイロンを掛けながら自転車に乗る場合は少しバランスが取りづらいという難点がある。しかし、それも慣れてしまうとかえって上腕筋に心地良い作用があった。のちにサスペンションスプリングを固いものに変えると、その後のアイロニングはずっと楽になった。BD-1は様々なカスタムパーツがあり、容易に改造できるという利点もあるのだった。


置いてあるアイロン台に向け、自転車でダッシュしつつひと掛け入魂。これが自転車を使って行うアイロニングの基本技である。それを更に進化させたり、またはアイロニングをしながら自転車に乗る基本技も新たに開発し、それに伴う応用技もいくつか生み出すことに既に成功している。残念だが、それらの技は世界大会向けにまだ秘密にしておきたいので、今回ここに公開することは出来ない。どうかご了承いただきたい。しかし、今よりもっと激しい技の構想もあるので、それらが完成した暁には、今あるいくつかの技をここで公開したいと思っている。


アイロニングをしない時も、僕はBD-1と共に出歩く事が多い。ちなみに、僕はいつもアイロニングばかりやっている訳ではない。ただ純粋にトレイルランや波乗りを楽しんだり、時には自転車でただかっ飛ぶときだって多々あるのだ。

千葉県在住の僕は、時にBD-1で都内にまで足を伸ばす事もあるが、山手線の内側などは、自転車で廻ってみると本当にどこも近くて驚かされる。そして驚くべきは都心部の緑の多さだ。都心部は到る所に緑がある。大小の公園や街路樹など、実はそこには圧倒的な緑が存在している。僕には、へたな住宅エリアよりも都心部のほうがよっぽど緑が多いと思えた。東京がコンクリートジャングルなんてのは嘘だ。これは僕にとっては意外な発見だった。地方に出向くときも、新幹線に乗る僕の傍らには、畳んで小さくなったBD-1があるのだった。京都などの観光地めぐりに、折り畳み自転車はその威力を最も強く発揮するだろう。

BD-1に乗るようになってからは、僕は日常的に東京は葛飾柴又に出向くようになった。江戸川河川敷にはサイクリングロードが整備されており、僕の住むエリアから柴又までは自転車で河川敷をずっと行けばいいだけだ。視界の広い河川敷を、自転車で走るのは爽快以外のなにものでもない。柴又には美味いダンゴ屋やそば屋もあり、その気になれば隣の金町にあるスタバで文明的な休憩も出来る。これらは最近の僕のお気に入りのコースである。ちなみに近くの矢切の渡しは、追加料金を払えば船に自転車も乗せてくれるのであった。これだって、短くも優雅な船旅である。諸君、下町は思いのほかいいぞ。

EIJの高橋アイロニストも、最近BD-3というBD-1の兄弟車を手に入れた。彼のは、新しいタイプの曲線的なメインフレームだが、これもなかなかかっこいい。今後、EIJでもこの自転車が徐々に浸透してくるかもしれない。ママチャリに比べてBD-1の値段は相当高いが、数あるスポーツ車の中では大した金額ではないと言える。僕にとっては、BD-1はむしろ安い買い物だったと思えるのであった。リーズ&ミューラー。まさにドイツ人が生んだ精密機械である。街角で、赤いサソリのマークが入ったBD-1を見かけたら、その傍らにはきっとアイロン台も置いてある事であろう。





この記事のトラックバックURL:

特集

何も足さない究極の「原音」に触れる 「知名御多出横」
会員登録プレゼント

新着こだわりコラム

自転車に夢中

2008/11/21 自転車に夢中 ピストでゆ…

大人の男のためのオペラ入門塾

2008/11/21 大人の男のた… 指揮者につ…

ほろ酔い蕎麦屋めぐり

2008/11/20 ほろ酔い蕎麦… 福岡で出会…

文房具に寄す

2008/11/20 文房具に寄す 文房具を撮る

野外はドコデモ隠れ家だ

2008/11/20 野外はドコデ… グルメは歩…