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2008/04/29

アイロニング関西遠征 芦屋ロックガーデン

年に数回は訪れる関西エリア。関西には仕事で行く事がほとんどなので、今までたこやきやお好み焼きに身を委ねる時間はあっても、なかなか関西の自然に触れるまでの時間的余裕が無かった。しかし先日、僕はついにその機会に恵まれたのであった。

兵庫県芦屋市。関東に住む僕にとって、昔から芦屋のイメージといえば「豪邸街」、もしくは、この街とは関係ないが、喜劇俳優の故・芦屋雁ノ助である。

この兵庫県芦屋市には、なかなか鋭い自然環境を誇る山岳地帯があると、関西唯一のEIJメンバーである鳥井アイロニストから聞いたのは、もう随分前の事であった。先日、仕事で関西を訪れた僕は、半ば強引にスケジュールを半日空けて、満を持して阪急電車に飛び乗った。目的は、芦屋に広がる山岳地帯でのエクストリームアイロニングである。

阪急電鉄の芦屋川駅。この日、僕はこの駅前で鳥井アイロニストと合流した。彼と会うのはかれこれ10ヶ月ぶりである。鳥井アイロニストは、EIJが誇る関西唯一のリアル・エクストリームアイロニストで、今回僕が行うアイロニングポイントとして、ここ芦屋を推薦してくれたのであった。彼は年齢が僕と同じという事もあり、今までも同志として同じ方向を目指しながら、いつもお互いに刺激し合ってきた僕の大切な仲間である。今回は鳥井アイロニストがテリトリーとしているこの芦屋ロックガーデンエリアにお邪魔をし、彼にガイドしてもらいつつ山岳エクストリームアイロニングを共にする、という計画なのであった。

芦屋川駅からちょっと歩くと、すぐに山が目前に迫ってきた。それにしても街から山がとても近い。新宿で例えるならば、JR新宿駅の南口から出たら、目の前にそびえるタイムズスクエアがもう山という感じである。芦屋川駅からずっと続いている緩やかな坂道。ふと川の畔に出ると、そこはシーズン終盤の桜並木であった。なかなか渋い場所である。そして、確かにこの周りの家々は、僕がイメージしていた通りの豪邸が多かった。そんなこんなで僕らは軽く話をしながら山へと向かっていったのである。


ほんとうにあっけないほどすぐに、僕らは山道入り口に到達した。都会からいきなり山に入ってきた感じで、僕はこの場所になんだか不思議な印象を持った。山道入り口にあるトイレに寄った僕らは、そのまま自然な感じで山に入って行った。この日は天気に恵まれた土曜日だったが、僕らが活動を始めたのが午後になってからという事もあり、山は随分空いている印象であった。人混みを危惧していた僕にとって、これは嬉しい誤算だ。ここから、僕にとって贅沢な時間が始まった。鳥井アイロニストは、エクストリーマーな僕を気遣ってか、初めからかなり険しい感じのルートを案内してくれた。最初からなかなか楽しい環境である。そうしてしばらく登っていくと、岩肌が露出したピークがいくつも連なっている、見晴らしのいい不思議な場所に出た。ここがロックガーデンだ。見渡すと、奇岩がところどころにあり、どこかSFっぽさを感じさせる場所である。岩は全体的に砂岩チックで、僕はところどころで粗い砂地に足を取られた。ある奇岩のピークに登ると、そこからは街はおろか、遠く海までも見渡せた。街からすぐの場所とは到底思えない自然環境がそこにはあった。


聞くと、鳥井アイロニストはここから駅2つ目のところに住んでいるという。これはまったくもって羨ましい環境である。僕は、自宅からホームとしている筑波山まで行くのに、車で2時間以上掛かる日常を送っている。たまに山を走る鎌倉、逗子、そして葉山エリアに行くのにも、やはり2時間近くは掛かるのだ。しかし、ここや神戸エリアは、市街地の裏手がすぐに本格的な山になっている。このあたりに住んでいる都市生活者が、思い立ったらすぐに山と触れ合える環境がここにはある。このエリア、山好きや、トレイルランが好きな人には本当にたまらないだろう。もちろんこの僕にとっても、ここはたまらないエリアと言える。





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