アウトドア・スポーツ

2008/04/15

神保町の僕の隠れ家  Cafe HINATAYA(カフェ・ヒナタ屋)

シャープに尖ったヒナタ屋の店内は、やはりアイロニストの僕にとってはアイロンを彷彿させる。まるで外にいるかのような日差しの明るい店内で、外を眺めながら飲む美味しい紅茶。僕はよく新井アイロニストとここに集い、競技アイロニングの新技について話し合ったり、その他いろんな情報交換などをする。アイロン型のビルにある、室内だけどどこか野外的なこのヒナタ屋にいると、何故かアイロニング的なアイデアが出やすい感覚がある。それはたぶん、ここが店内にいながら野外を感じられるヒナタ的空間だからなのだろう。

漠然とだが、僕は前々からここの窓際で一度アイロンを掛けてみたいと思っていた。ヒナタ屋は普通にアイロニングするにはとても気持ちがよさそうな空間だからである。ふと、そんな思いが突然頭をよぎる時があるのだ。そこで、いつも気さくなヒナタ屋店長の鈴木さんとTさんにその話をしてみると、意外なほどすんなりとOKが貰えた。さすがヒナタ屋、話が早いのである。


ヒナタ屋には、英国屈指のアイロンメーカーであるモーフィー・リチャーズから頂いた新型アイロン「コンフィグリップ」を持参した。このアイロンは大変優れていて、パワー、スチーム量、そしてすべり具合、そのすべてが申し分ないスーパーアイロンである。デザインもどこか武骨で、最近僕が最も敬愛しているアイロンがまさにこれなのだ。スチームショットボタンを押し続けると、そのあまりの蒸気量にヒナタ屋がスチームサウナになってしまいそうなので、僕はいつもより少し急ぎめでアイロニングをした。このモーフィー・リチャーズのアイロンについては、またいつかここで詳しく紹介するつもりだ。このアイロンは、いずれ皆によく知ってもらいたいと思う。


カフェ・ヒナタ屋で掛けるアイロンは、やはり単純に気持ちが良かった。いつも和んでいる場所での普通のアイロン掛け。僕自身、これがエクストリームアイロニングだとは思わないが、それなりに効果を体感できたのは良かった。お店にお茶しにきていたカワイ子ちゃん達にエクストリームアイロニングの説明などをしつつ、僕は終始楽しい気持ちでしわを伸ばす事が出来た。ここでは、いつも僕らが山や野で求める「癒し」よりも、どこか「和み」といった感覚を強く感じたように思う。こういうアイロニングも、ひとつの経験の積み上げとしては結構アリかもしれない。このように、時にはただ楽に楽しむアイロニングというのも、ストレス発散にはかなり効果的だと僕は思う。

その後、アイロン台はテーブルとしても優秀であるという実例を、ヒナタ屋にいる皆に見せた。アウトドアではアイロン台をテーブルとして使う事が多いが、こうしてカフェにてアイロン台をテーブルにしてみても、なんだか当たり前のように風景に馴染んでいるのがおかしかった。ごく普通にしていたら、テーブルがアイロン台だと気付かない人もいるんじゃなかろうか。これもエクストリームアイロニングが持つユーモア性のひとつだろう。こうして僕はこの日もヒナタ屋にてなかなか意義深い時間を過ごしたのであった。



エクストリームアイロニングに興味を示し、なんとか理解しようとしてくれるヒナタ屋の皆さん。彼らは、変わり者だと思われがちなアイロニストである僕らにフタをせず、あえて中を見ようとしてくれる勇敢な人たちだ。その心意気には心から感謝したい。そしてこの日、お店で突如僕のアイロン掛けに遭遇しても、嫌な顔ひとつせず暖かく見守ってくれた数名の素敵なカワイ子ちゃん達にも、僕はこの場を借りて感謝の意を伝えたい。どうもありがとう。またヒナタ屋で会いましょう。

砂漠にオアシスが必要なように、都会にもオアシスは必要だ。僕は都会にいくつかのオアシスを持っているが、ここヒナタ屋も間違いなく僕の大切なオアシスである。ビルの形状、エレベーター、そしてお店。カフェ・ヒナタ屋は、そのすべてがエンターテイメントでありハイライトでもある。昭和と北欧とアイロニングを感じたいなら、是非一度カフェ・ヒナタ屋へ。昭和30年代に建ったハードコアなビルとエレベーターが、きっとあなたを緩くカジュアルに迎えてくれるはずだ。皆さん、僕の神保町の隠れ家はどうですか?ここでエクストリームアイロニングの講演会なども出来たらいいなと思っています。神保町へおいでの際は、皆さんも是非一度ヒナタ屋へお越しください。僕はこれからもヒナタ屋に足繁く通います。なぜなら、そこにヒナタ屋があるから。


ちなみにヒナタ屋はカレーが美味しいと評判です。是非一度お試しあれ。

Cafe HINATAYA  http://www4.plala.or.jp/HINATA-YA/





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