不許可写真集パート2 写真は語る

この写真、これがなぜ不許可写真なのかは一目瞭然である。
そう、「ビビリ過ぎ」なのだ。これは筑波山山頂での山岳エアリアルアイロニング時の一枚だが、跳ぶには跳んでいるが、全身に力が入り、ギクシャクこの上ないへっぴりジャンプをしている。これなら跳ばないほうがマシである。確かにこのような高所でのエアリアルには勇気がいるし、この日は足元に残雪があるので滑りやすく怖かったのは判る。ではなぜ判るのか。それは、このへっぴりジャンプをしているアイロニストがこの私だからなのであった。もっと両肘を下ろせ、この腰抜けめ。

次はこれ。EIJのオフィシャルTシャツの製作をしているフルヘッドの店舗ショーウィンドーでのひとコマである。この日はフルヘッドの仲間と盛り上がり、調子に乗った僕はショーウィンドーにて人間マネキンと化し、いろんなポーズを決めつつ通行人を威嚇していた。世に迷惑防止条例というものがあるのなら、まさにこれが当てはまるに違いない。この写真を改めてみると、俺は自分自身の人間性を疑うのであった。まあ考えようによってはアート的な一枚と言えなくもない気がする。

以前、犬の散歩用リードとしてコード付きアイロンを使ってみた事があった。愛犬ワンダ号はそれに対して何の疑問も抱かず、喜んで散歩に出掛けたのであった。さすが我が愛犬なのである。アイロンの取っ手を持つ僕。そこから伸びるコードの先には犬。ある意味シュールレアリズムとも言える出来事である。これは、もしかしたら世界で初めてアイロン散歩綱で散歩をしたという貴重な写真かもしれないが、こういう行為がエクストリームアイロニングそのものの誤解を招きやすいという事で、これはまさしく不許可写真といえる。犬は散歩に行けるなら、その綱の種類は選ばないのであった。
改めて写真を整理していると、出るは出るは、いろんなこっ恥ずかしい写真の数々。その中には、到底ここには載せられないレベルの、本当に目を覆いたくなるような写真もあった。しかし、ほんの4年オーバーの間にも、本当にいろんな場所やシチュエーションにてアイロンを掛けてきたものである。そして、やはり写真がその歴史を一番手っ取り早く物語っているのだ。まさに「写真は語る」なのであった。これらの写真を見て、反省すべき点は反省し、今後も地道にアイロニング的進化を遂げていきたいと思う。そしてまた機会があったら、一風変わったアイロニング写真などをお見せできたらいいと思う。
僕の人生でのスポーツにおける歴史は様々だが、アイロニングに関しても、ようやく心に新たな引き出しが必要になるくらい、かなり大きな経験値を感じるようになってきた。僕にとってのエクストリームアイロニングは、あと一年もやればそれなりの円熟期に入っていけるかもしれない。
これからは、写真よりも心に残るアイロニングが出来たらいいと僕は思っている。
お知らせ:3月10日(月)発売の雑誌「ランニングスタイル」vol11号と、3月13日(木)の日本経済新聞を要チェック(新聞は掲載日が変更される場合あり)!
【関連記事】
・アイロニング 不許可写真集
・不許可写真集パート3 恥ずかしい街角の記憶








