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2007/12/25

EIJ 川面での死闘  伊東松川水上戦

エクストリームアイロニングジャパン(EIJ)が日本にて産声を上げて早3年。2007年12月現在、我々EIJのメンバー総数は依然11名のみである。少数精鋭を自負する我々は、日本各地にて行われている各種マイナー競技への積極的な参戦を通じ、そこでチームとしての成熟度を高めてきた。

世の中には人から理解されずらいスポーツが数多く存在する。
残念ながら、僕が誇りを持って取り組んでいるエクストリームアイロニングは、ある意味その筆頭株だと言える。そこで我々は、依然11名という少数な仲間達との絆を深める為、そして一年を通してエクストリームアイロニングに共に取り組むモチベーションの維持を図る為、または来るべき世界大会への精神的な準備という意味も含めて、ユーモア性があり、しかし極限性をも兼ね備えた国内の各種マイナー競技への本格参戦を遂行してきた。現在、EIJは年に3回、国内各所において繰り広げられる様々な猛者たちとの死闘の中で揉まれ、するどく成長を遂げている最中なのだ。

夏。
我々EIJの活動が最も盛んな季節。ここ数年、我々にとっての夏は、伊豆で行われる伝統的な競技大会に参戦したのち幕を開ける。それが、毎年夏の初めに静岡県の伊東市で行われる伝統競技「伊東・松川タライ乗り競争」である。






















これは木製(プラスチック製もある)の大型タライに乗り、両手にしゃもじを持って伊東市街を流れる情緒ある川「松川」を下り、400m先にあるゴールを目指すという、見た目は滑稽ながら結構ハードなタイムトライアルレースである。地元を中心に毎年150名近くが参戦しており、中には海外からの参加者もいる。なかなか国際色も豊かな大会なのである。

レースにて乗るタライは浅く、そして丸いので安定性がすこぶる悪い。そして油断するとタライはあっけなく沈没する。タライは、まるで僕の人生の縮図のような乗り物なのであった。僕自身、過去に一度スタート時に独りバックドロップ沈を経験している。その時はそのまま浮かばず松川の藻屑と消えようかと迷う程、多くの観客に見守られたスタート時の沈は、それはそれはラ・ミゼラブルなのであった。そして400mのコースは思いのほか長く、最後はパドリングでのラストスパートをしなければまず勝てない。しかもしゃもじで、である。この競技には、ちょっとした技術と戦術、そしてそれなりの体力と運も必要不可欠なのである。




































































毎年僕らは大会前日に伊東入りし、皆でエクストリームアイロニングをして気持ちを高めた後、一致団結して次の日の大会に臨む。寝食を共にし、海や山で手を取り合い、そして様々な意見交換をするこの場は、皆で集まる機会の少ないEIJメンバー達にとって本当に貴重な場であり、また数少ない財産のひとつであると僕は考えている。

タライレースでは毎年仲間の誰かが必ず沈没する。正直言って人の沈没は密の味だ。しかし結局明日は我が身なのがタライレースの奥深いところである。上の写真で青いTシャツを着てタライに乗っているのがEIJのメンバー達なのだが、沈してもなおバタ足をしてゴールに突き進むEIJメンバーの健気な姿に、見ている観衆からも暖かい拍手が送られていた。やはりこのように、今年も何人かの仲間が松川にてセルフ撃沈を果たし、松川の聖水をたっぷりと味わったのであった。





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