アウトドア・スポーツ

2007/07/10

中年の悟りの境地『トランギア』

お前のアウトドア=ストーブか?って言われると、実は全くその通りだって答えるしかないし、どうなってるんだ?って言われれば済みませんと謝るしかない。
スベア123と衝撃的な出会いをして以来、ぼくの頭の半分はストーブの事でいっぱいになったんだ。(残りの半分は勿論ジーンズね)

30才前半のぼくは、スベア123、ホエーブス725、XGK2等ガソリンストーブを駆使して只々燃焼させる事だけに明け暮れていたんだ。(残念ながら山男への道は不完全燃焼だったけどね)野山に行くときは勿論、仕事で現場に行く時も、出張の時も鞄の中にはいつもストーブが一個は入っていて、<燃焼>する機会を伺っていたっけ。
ある時なんか、友人のMと仕事が終わってから、手持ちのストーブを全て車に積み込み、養沢渓谷(奥多摩)まで行き、河原で次々にストーブを点火しまくって悦に浸った事もあった。(20個位燃焼させたと思う)
会社のキャンプの時なんか、もう公認でストーブを<燃焼>できるもんだから、もう嬉しいったらありゃしない、お昼のカレーの米30人分を全てぼくのストーブで炊いたんだ。

そんなぼくも今や45才になって、自他共に中年と認めざるをえない歳になってしまった。あの時の気狂いじみた<燃焼>の毎日は何だったのかって自問自答してみるけど、<若さ>という言葉でケリをつけるしかないんだなぁ。

若い頃は<ジ−パン刑事>のただ走る姿に憧れていたけど、今は<山さん>の苦悩の表情に人間の奥深さを感じてしまうし、ガンガンにROCKを聴いていたのに<サブちゃん>の歌に忘れていた日本の心を感じてしまう(嘘ばっかり)。

そう!ぼくも歳を取ったという事なんだよ。いつまでもガソリンストーブで<燃焼>してる場合じゃないんだよ。 そんな45才のぼくにピッタリのストーブがあったんだ。 
それは・・・

   【トランギア アルコールバーナー】
あの頃、山屋に行っては目当てのガソリンストーブを買い、そんな中で勢いで買ってしまったストーブもいくつかあるんだ。 その内の一つがアルコールバーナーなんだ。当然勢いで買っただけなので、山行きで使われたのは数回のみ。(許してくれ)
わっせわっせと山に行き、オラオラと<燃焼>させ、バタバタと帰ってくるぼくのスタイルには合わなかったのがその理由なんだけど、今あらためて考えてみると、その実力は侮れないものがあるんだ。(というかぼく自信実力不足なんだけど。)

アルコールバーナーといえば<TRANGIAトランギア>が代名詞みたいだけど、(真鍮色の方)写真の通り、片手にすっぽりと納まるくらいにコンパクト。着火方法はいたって簡単で、二重構造になっている容器の中に八分目位のアルコールを注ぎ点火するだけ。ユラユラとした炎はやがて安定していき、青い炎に変わって行く。燃焼音は静かでこれがぼくが長いこと使わなかった理由でもあるんだ。

ガソリンストーブが「オーケイ!ベイビイ!ワンツースリーフォー」って始まる<ロック>だとしたら、アルコールバーナーはアゴギをコンコンコンコンって叩いて始まる<フォーク>みたいな感じ。





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