大型バックから冒険は始まる
昨今のガソリン代の高騰やCO2排出削減で、車を使わない、あるいは、電車で野外に出かけようとはしていないだろうか。そんなとき、どのようなバックを使うだろうか。
野外に遊びに出かけるとき、どのようなバックを使うだろうか。車で出かけるなら、何でも良いと言えば何でもいいし、段ボール箱でも何とかはなる。しかし、もう少しスマートに(昨今ではクールにというのかも知れない)に出かけようと考えれば機能的なバックが必要になる。
特に昨今のガソリン代高騰で車は使わずに電車を使ってみよう、歩きで出かけてみようとでもなれば、より重要になってくる。ガソリン代とは関係なく、海外や遠方に出かける場合でも同様だ。
日帰りや一泊程度のトレッキングであれば、バックパックを背負っていけば良いのだが、長期間であったり、少々快適な野外道具も持っていこうとなれば、機能的な道具としてもより重要になるはずだ。
そこで登場するのが、小型のホイールが付いたキャリーバック。しかも、特大のバックだ。
大型のバックパックを背負ったまま移動することは可能だが、かなりの体力を必要とする。正直なところ、都会生活に慣れてしまった身で重い荷物を背負って歩くのはしんどく、疲れてしまうのは仕方がないことだと思う。その重さのために、旅の楽しみが半減しては、旅の意味さえなんだか分からなくなってしまうというものだ。
10数年前、南米を旅したときのことだ。
高級ホテルにはいっさい泊まらず、屋根付き宿泊施設は安宿オンリー。あとは、テントと野営道具を担いでキャンプをする旅だった。そのため、荷物は多くなり当然のごとく大型のバックとなり、軽い道具を選択したとしても、これまた当然のごとく重くなっていた。
その大型バックを、自宅から空港、海外の空港からダウンタウン(南米なのでセントロと読んでいたが)、ダウンタウンの安宿から郊外の町へ、そして、国立公園などキャンプサイトへと移動をしていたのだが、景色や旅先の出会いの楽しさへの感動はあったもの、この重さにへは、悪夢にうなされるがごとく閉口してしまった。移動が苦痛になりバックバックの重みに旅の楽しみがつぶされそうになってしまったのだ。
自然のふところへ遊びに出かけるのだから、荷物は背中に背負うのだ、との先入観で旅をしていたのがいけなかったのかもしれない。でも、そのときは、他の選択肢はまったく考えていなかったのだ。
旅の軽快さがなくなり、重さにホトホト嫌になっていたとき、ある町の店先にキャリーが売られているのを見つけてしまった。
これを見た瞬間、自らのバックを載せて、おおちょうど良い大きさ、まさに待っていました、神様は見捨てていなかった! と感動して、すぐに購入してしまった。
そして、店先から荷物を載せて旅が再スタートとなった。
すると、なんと快適、文明はすばらしい、旅はいいものだ! と素直に単純に、再びご機嫌に戻って旅を続けることができたのだ。
考えてみれば、山の中ならいざ知らず、ほとんどに道は舗装されていたし、人が歩くような道であれば固くしまっていたので、キャリーでほとんどは十分走行は可能だったのだ。
トレッキングやキャンプサイトへ出かけるときは、ベースキャンプとなる場所や安宿に大荷物を置いておき、荷物を少なくして歩くのだから、行動用に小型のバックパックがあれば何も問題がないってことも発見してしまったのだ。
南米の旅はこの大発見で、良い旅をなった。





