アウトドア・スポーツ

2008/07/31

国産にこだわるのなら、ストーブも!?

野外で使う燃焼器具の多くは外国産だ。歴史の差があるため、道具として優れているのがその理由だが、国産の道具にも実は優れた道具も多いのだ。

 昔の火遊びを思い出すのかもしれないが、野外の道具として人気の高いのが、小型のストーブ(コンロ)だ。燃料をガソリンにするか、ガスカートリッジにするか、あるいは、コダワリをもってアルコール(飲むのではなく、燃やす専用の)にするかなど、議論は尽きない。

特にメカ的な部分が多く、いじることも含めてウンチクを言いやすいガソリンストーブは、コダワリの野外人、男としても気になる道具だろう。

超小型となるとガス・カートリッジ式にはかなわないが、長期間にわたって使うとか、厳冬期の野外で使うとなると、ガソリン式が優れている。世界的な規模で考えても、燃料の入所をしやすいことでもメリットがある。

しかしだ。その気になる、こだわるストーブのほとんどが外国製であることにお気づきだろうか。

野外での遊びの歴史が長いことから、日本よりもさらに昔に開発され、日常的にも使われることもあり、欧米の製品が幅を利かせていた。

でも、これだけ日本でも需要があるのだし、細かな製品を作るのであれば日本人のほうが適しているはず。どうした日本! と思ってしまうが、実は、すでに発売はされていたのだ。

その製品は、スノーピークのギガパワーWGストーブ。開発に約6年の歳月をかけらてた国産初のガソリンストーブだ。

スノーピーク ギガパワーWGストーブ 形状はMSRなどと同じで燃料ボトルを別体としているタイプだ。ストーブ本体の安定性に優れ、燃料が入れやすいことやガソリンストーブには必要な儀式であるポンピング(燃料タンクに空気を送り込み圧を高めて燃料を吹き出させる操作)がしやすいなどが、ひと目見ただけでも分かる構造となっている。

ガソリンストーブは一般的にとろ火にが苦手だが、WGストーブは、かなり小さな火にすることも可能だ。野外だと、強火が料理の決め手だと勝手な理由をつけて、轟音をたててて使うことも多いが、よほどの大人数で使うのでなければ、実はそれれほどの大火力が必要ないことは経験からも言えることだ。

ガソリンストーブが開発された背景には軍隊の需要もあった。戦場で簡単に火が使える道具として、必用だったことは、そりゃそうだよな、と素直に納得できることだ。

そして、戦場で使うのなら、小型ですぐに食べることができる小型で大火力のストーブが必要なのだろうとも思っていた。

しかし、先日、陸上自衛隊の方に話を伺うと、戦闘中に火を使えば、敵に見つかるから使わないし、ストーブも携行しない。そのために、戦闘食を使う、と話していた。

戦闘食とは最近話題のミリメシのこと。レーションといったほうが正式名称だが、戦闘中、あるいは行動中には、このミリメシを使うのだそうで、現実にはストーブの出番はないとの話だった。

最近のミリメシは、水を入れるだけで温まるヒーターが付属している。実際には食べてみると思いのほか美味く、なおかつ、ストーブもいらないじゃないか、と思ったほどだ。

話をさらに聞くと、温める装置はあったとしても、時間がなければ使わないのだそうだ。レトルトを破って開けて、そのまま食べたしまうことも多い、と隊員の方は話していた。

話はそれたが、野外では、さほど大火力である必要はないのじゃないか、というだけの話。





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