アウトドア・スポーツ

2008/05/01

不思議な力が宿るテント ティピィ

 もし、少し変わった野外隠れ家、ワイルドに隠れてみたい、と思っているのであれば、普通のテントでは飽き足らないはず。そのよう少しでも思ったのならオススメしたいのが、ティピィだ。

 TEPEEは、ティピィ、ティピーと日本語での表現方法が一定ではないが、インディアン・テントと呼べばすぐに分かると思う。

天井部に開口部があることで中で焚き火ができる 差別的な意味があるからインディアンと呼ぶべきではない、いや良いのだ、との論争があり、どちらが良いのか分からないので、ここではネイティブアメリカンとしておくが、そのアメリカ大陸の先住民族であるネイティブアメリカンが狩猟のために使っていた移動式のテントのことがティピィであり、言葉の意味は「住居」と「使う」というのだそうだ。住むだけではなく、使ってなんぼ、といった実用的なテントがティピィということだ。
  
 そのティピィは、移動を前提に考えてられているので、組み立てが簡単なようにいたってシンプルな構造になっている。
 
  柱となる細長いポールを十数本、円錐形に並べて、その周りに半円形の生地を巻きつけるのが基本構造だ。生地は、バッファローの皮を使っていたが、今ではキャンバス生地となっている。そして、生地の合わせ目を針のように細い木材を通して留めている。
 
 このようにシンプルなため、みすぼらしさを気にしなければ、工事用のブルーシートと物干しでも作れてしまうほどだ。
  
 そして、外から眺めたとき、最も特徴的なのは、天井部に設けられ、内部で火をたいたときに煙突の代わりになる開口部だろう。耳と呼ばれるフラップがあり、差し込まれた支柱を地面から操作して、風を内部に巻き込まないようしたり、雨の場合は、閉めることもできるようになっている。

 外部に描かれた模様は、狩猟での成果などを誇るもので、これを眺めるのもまた楽しみとしても良いほどだ。

中で焚き火ができるのが最大の魅力 内部の中央部には、火がたかれる炉があり、その周りを取り囲むようにして人が座るようになる。
 壁となる壁面の下部は二重になっており、焚き火の煙は、この二重の壁の隙間からは入り組む外部からの空気と一緒に立ち上っていくので座っている人は、煙たくない構造ともなっている。この二重構造で冬でも暖かいのだ。
 
 暑い時期には、スカートの裾をめくるように、外側の生地をめくり上げて、天空部分だけを残し日陰を作り涼しくすることもできる。
 
 つまり、ティピィは、焚き火をすることが前提のテントであり、タキビストにとっても生唾モノの非常に魅力たっぷりなテントであり一年中使えるテントでもあるワケだ。
  
 このティピィを隠れ家に使わない手ははない! と力強く言ってしまおう。





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