分離して発注するから分離発注(そのまんま)
朝、新聞の折り込み広告を見比べて、同じ商品なら少しでも安い方のお店で買う。賢い消費者の態度です。家づくりも同じ事。少しでも費用を抑えれば、その分を家具にかけたり、旅行資金に回したりと、生活の余裕に結びつきます。金額が大きいだけに1%でも節約できれば大変な差が生まれます。
そんな建築費用を抑えるための「奥の手」とも呼べる手法が「分離発注」です。

今週(5月11日)放送のS邸はインパクト満点の外観を始め、ついついデザインに目が行きがちですが、その建て方もユニークです。どうユニークかと申しますと、ようするに「最初にやっておかなきゃいけない所」だけをプロに作ってもらって、それ以外は建主自らが施工しているんです。内壁塗装は当然。収納の製作から、なんと鉄製手摺の溶接まで(ご主人が資格を所有)を「自主施工」しています。現状でも未完成で、これから手を入れて行く予定も沢山あるそうです。こうした「自主施工」は、家に対する愛着を強くすると同時にコスト削減にも寄与します。
そして、Sさんがコスト削減のために行った、もう1つの方法が「分離発注」です。
建築家と家づくりを行う場合、一般に基本プランができた時点で複数の建築会社に費用の見積もりを依頼します。所謂「相見積もり」です。ここで多くの場合、最も安価な見積もりを出した会社に決まります。これを冒頭の「買い物」に例えるなら、買うべき品目の金額を足して、その合計金額の最も安い店で買い物するのに似ています。
では、ここから更に出費を減らしたい場合、どうしましょう。そう、複数の店を回って、各品目ごとに一番安い店で買えばいいんです。これが「分離発注」です。





