動線を長くとったスキップフロア
床レベルを半階ずつずらして配置したスキップフロア。上下階を1つの空間に繋げることで、実際の面積を上回る広がりを生み出します。今週(4月13日)放送のS邸はも、そんなスキップフロア住宅の1つ・・・ですが、一般的なスキップフロアとは少し異なるユニークな部分があります。

スキップフロア住宅は多くの場合、階段を1か所にまとめるのですが、S邸では上り階段と下り階段が建物のほぼ端と端の離れた位置にあります。
例えば、1階から2階へ行こうとした時、一般的なスキップフロア住宅であれば階段をトントンと昇ればいいのですが、S邸では1.5階の部屋を端から端まで通り抜けていかなければなりません。最下階から最上階に上がろうなんてしたら、一般的なスキップフロア住宅なら折れ階段をトントントントンと小さな螺旋を描きながら駆け上がるところ、S邸では全ての部屋を通り抜けて大きな螺旋を描きながら昇って行く事になります。
住み易さを考えたら動線は短いに越した事はありません。食事を作る→食べる→片付ける。服を脱ぐ→洗濯する→干す→片付ける。家事は毎日、それも日に複数回行われる事も多い作業です。こうした作業が一連でスムーズに行えるよう考えるのは、住宅設計の重要な部分を占めます。
では、わざわざ動線を長くしているS邸って?実は、動線が長い事にもメリットがあるんです。










