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2008/04/09

動線を長くとったスキップフロア

昔読んだ雑誌によると、デートの満足度は移動距離に比例するんだそうです。例えば「映画+食事」なんてプランの場合、映画を見終わってすぐ近所で食事するのではなく、間に散歩やドライブなどを挟んでから食事する方が満足度が高くなるんですって。移動距離が長い方が一緒にいた時間がより長く感じられるんだそうです。
私がこれを実践したか否かは、ご想像におまかせしますが・・・いや何を言いたいかと申しますと、移動距離が長い=動線が長いと、家が広く感じられるという事です。

S邸にお邪魔した時、普段「建もの探訪」でお邪魔している家よりも広い印象がありました。しかし、データを見てみると、建築面積約18坪・延床面積約28坪と番組の平均サイズではありませんか。家事動線が絶対的に長くない小住宅であれば、敢えて動線を長くとるデザインは広がりを感じさせるために非常に有効と言えます。


このように、敢えて動線を長くとったS邸ですが、ショートカットもできます。各階の段差は1.2メートルですから、よじ登ったり飛び降りたりしても危険じゃありません。特に子供たちにとっては、ほとんどジャングルジム状態です。
また、最下階に生まれた天井高の低い空間を、子供たちのスペースに充てているのもユニークです。皆さんは子供の頃、穴蔵のように籠れる空間がお好きじゃなかったですか?私は大好きでした。押し入れに入ってみたり、友達と廃品を積み重ねて「基地」を作ったりして遊んだものです。我が家の小学生の息子に聞いても同じような遊びをしている様子。「基地」のような最下階は、まさに最高の「子供部屋」と言えます!

このように遊び場がたくさんある・・・と言うよりも家全体が遊び場のような建物、S家の子供たちはもちろん、その友達にも大人気。皆、遊びに来たがっています。撮影のためにお友達を呼んでもらったんですが、どうやら友達がその友達を呼んで、さらにそのまた・・・となって約20人にもなってしまいました。子供たちの数もビックリですが、それを見事に「収容」できちゃっているS邸にはもっとビックリです!
私も子供の頃、近所にこんな家があったら良かったなぁ・・・いや、こんな家に生まれたかったぁ!







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