暮らし

2007/09/16

台風が、怖い!気圧が人間の体に与える影響は大きいぞ。

台風9号は、関東地方から東北・北海道に大雨を降らせ、猛威をふるった。飛行機や船が欠航、電車のダイヤが乱れるなど交通機関に影響を与え、休校、イベント中止など多大な被害を与えた。通り過ぎた後も雨が続き、二次災害が懸念される。

実家(横須賀市)でも、鉢植えが倒れ、花が全滅、柿の葉っぱが全部散って悲惨な状況、との電話があった。まあ、被害としては微々たるもんだが、花がなくては寂しかろうと、花キューピッドで花束を届けたら、母いわく、「今日は何のお祝いだったっけ?」。どうやら母の頭の中は、柿の実の収穫の事で一杯だったらしい。花より団子、子の心、親知らず、である。

話は戻って、患者さんの中には、台風の季節に体調不良を訴える方が極めて多い。
敏感な方の中には、台風が沖縄か、もっとはるか遠くの太平洋上にある時から、体の不調で台風到来が分かるという。もとラグビー部、立派なガタイの猛者も、頚の捻挫の痕がウズク、と辛さを隠さない。喘息のお子さんをお持ちの方はわかると思うが、喘息発作も増える。片頭痛、神経痛、関節痛、めまい、頚部痛、腰痛、リウマチなど。何でこんなに調子わるいかなーと思うと、天気予報で、ああやっぱり、という感じである。

大気圧はどうして体に影響を与えるのだろうか。

中学校の理科の授業で、大気圧について学んだので、ご記憶にあるかと思うが、私たちの体には1平方センチ当たり1キロ以上もの重さがかかっている。
 人間の体は、この大気圧につぶされないように内側から外側に向けて、いわば膨らもうとしている。その圧力の代表が血圧。

片頭痛は、頭の血管が拡張し、血管の周りに炎症を起こす病気。ひどくなると、自律神経に影響を与え、嘔吐、めまい、光過敏・音過敏などが出て、寝込んでしまう。低気圧が近づくと、血圧をはじめとする体の圧が大気圧に勝り、血管が拡張し、血管周囲に痛み物質(神経ペプチド)が滲み出し、炎症が起こるため、片頭痛を起こしやすい。

台風の度に会社を早退してしまうと、嫌味な上司に、「病院で良く見てもらって」、などと言われてしまう。周囲の理解の無さがストレスとなり、病状を悪化させる事がある。
季節ものの頭痛に群発頭痛がある。だいたい1年に1度、台風とは限らないが、決まった季節に起こり、一端始まると1-2ヶ月、毎日続く。これは目の奥にある内頚動脈の炎症が原因とされ、男性に多い。目の奥がえぐられるように半端じゃなく痛いから、専門の治療が必要だ。

頚に問題がある場合(頚椎症やヘルニア)も、低気圧により血流障害や自律神経が影響を受け、めまいやコリ、痛みは普段にも増して起こりやすい。 低血圧症も気圧に大きく影響される。気圧が下がると血管が広がり、余計血圧が下がってしまうから、ふらふらして、頭も体も動かない。
末梢血管が広がると、内臓の血流が落ち、消化機能が衰える。安部総理の急な辞任、もしかしたら低気圧で「機能性胃腸障害」になってしまったのかしら。





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