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2008/04/27

晩酌がやめられない・・・

当コラムも12ヶ月48回の連載が終わり、今回から2年目に突入しました。1年間続けてこられたのも、皆様の温かい(?)ご支援のお陰です。これからも皆様の健康を守るために、何かとうるさく言いますが、どうぞお付き合い下さいな。

早速ですが。年度末の送別会ラッシュが終わったと思ったら、今年は桜も早めに咲いて、それじゃあ花見ってんで寒いのをものともせず、花見酒、そうして新人歓迎会、休むことなく酒を飲む機会は続く続く。酒を飲まねばならぬのは社会人の宿命か?

何かと理由を作って、飲む言い訳する人はまだ可愛いほうで、患者さんの中には毎晩深酒がやめられない人も結構多いように見受けられる。

いつも血圧の薬で通っているNさん 53歳。ある日ついでに会社の健康診断の結果を見せていただくと、BMIが25でギリギリ肥満に片足つっこみ。γGTPが160、中性脂肪(TG)が230、と高い。
山王 「お酒 飲みますか?」
N氏 「まあ、人並みに。」
山王 「人並みってどのくらい飲むんです?」
N氏 「ビール2本とその後焼酎、日によって水割りまでいきますね。」
山王 「それ、もしかして毎晩?」
N氏 「ええまあ・・・ほぼ毎晩。休みの日ぐらいはやめなくちゃと思うんですが、土日でもビール2本くらいはねえ。飲まなきゃ嫁さんと話すこともないから、3分で飯が終わっちゃいますよ」 

おいおい、こりゃアルコール依存一歩手前か?こんだけ飲んでてγGTP 160で済んでるなんて、丈夫な肝臓お持ちなんですねえ・・・。親に感謝しなさい。

γGTPはガンマグルタミルトランスペプチダーゼという酵素で、肝臓・胆道系の検査の指標の一つ。アルコール系肝障害で著しい上昇を示すのが特徴だ。薬剤性肝障害・脂肪肝や胆石や膵臓がんなどによる胆道閉塞で胆汁うっ滞しても上がることがある。血液検査でひっかった場合には、超音波検査などで原因を詳しく調べる事になる。

“人並み”の定義が人によって違うので、確認しないとだまされる。

適量とは?一般に、アルコールに換算して1日20cc程度、ビールなら中瓶(500cc)1本、日本酒・ワインなら1合(180cc)までなら、むしろ血中善玉コレステロールを増やす作用があり、心筋梗塞やアルツハイマー病などを予防する効果もあることがわかっている。酒は百薬の長、といわれる所以である。

 あくまで適量の場合である。ビール中瓶3本、あるいは日本酒3合を5年以上続けるとアルコール性脂肪肝に。さらに飲酒を続けていると、肝硬変にまで進むので侮れない。





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