暮らし

2008/04/27

晩酌がやめられない・・・

気温が高くなってくると、ビールが美味しい季節。
(アサヒ熟選プレミアム・どう、旨そうでしょ?)
しかしアルコールには利尿作用があり、むしろ血管内の水分は脱水となり、ビタミン、ミネラルも体内から排出され、脱力感が出現する。心筋梗塞、脳梗塞の引き金となってしまうことすらあるのだ。

アルコールの影響は肝臓や心臓だけではない。何度もこのコラムに登場している、命にかかわる怖い病気、くも膜下出血。脳動脈瘤の破裂によって生じる。動脈瘤が何でできるのかは、まだよくわかっていないが、喫煙、高血圧、多量の飲酒で起こりやすくなるとされている。

それからアルコール性認知症。

大酒を飲むと脳が萎縮する、というのは本当の事。アルコールの浸透圧によって脳の中の細胞に含まれている水分が失われるために起こる。マウスを使った実験では、60%も水分が失われるということも分かっている。

お酒を飲んだよく朝の脳は縮んでしまっている。ひょえ〜これは一過性の脳の脱水症状なので、普通は水分の補給によって回復する。

ところが、大量のお酒を毎日飲んでいると、回復しにくくなっていく。特に前頭葉は体積が大きい分、萎縮の度合いが大きい。前頭葉は判断力や、感情の制御、理性に関わっているので、前頭葉の障害でますます理性がなくなり、大酒がやめられなくなる。

大酒のみを続けていると、記憶にかかわる脳幹の乳頭体・側頭葉の海馬が萎縮し、コルサコフ症候群という特殊なボケが起こる。図は脳の辺縁系。乳頭体と海馬はすこぶる近しい関係にある。

コルサコフ症候群は、大量飲酒による栄養障害、特にビタミンB1の欠乏が原因とされ、早期であれば酒をやめて、ビタミンB1を補給すると治ることもある。

なのに、クリニックにいらっしゃる方々は、健診でγGTPが高い、要再検といわれたくらいではちっともこたえないらしい。何度注意しても、已然酒やめようなんて思ってない方がほとんどだ。

ボケてからでは遅いのになあ。。。せめて一回の酒量はビール2本まで(中瓶または500cc缶で!大瓶じゃありませんからね!)、週に2回は休肝日にしよう。日曜日くらいは晩酌やめて、肝臓と脳を労わろう。

なになに。 日曜祝日は晩酌はしない代わりに朝寝、朝酒、これが休日の醍醐味だって? まったくもう・・・アル中ハイマーになっても知りませんよ!?





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