暮らし

2008/03/09

男が女より早死にする理由(ワケ)は家の外にあった!

朝8時50分。駅のホームや通路は会社に向かう人人人であふれている。毎日お勤め、お疲れ様です。山手線の「お荷物お身体お引き下さい」「無理をせず次の電車をお待ち下さい」と耳障りなアナウンスが響き、駅員さんが乗客を押し込む奇異な光景、東京に初めて来た時は極度の違和感をおぼえたが、慣れてしまった自分が恐ろしい。

狭い空間に閉じこめられた電車通勤はカラダにも心にもいいわけがない。これを30年40年と続けたら、寿命が縮まるに違いない、だからサラリーマンお父さんは早死にするんじゃ、と日頃から思っていた。

そんな雪の降る2月の週末、性差医学・医療学会にて、「疫学的視点からみた女性長寿の要因」という講演を聴く機会があった。演者は滋賀医科大学の上島弘嗣教授である。

女性の平均寿命は男性のそれより 約7年長いことはよく知られている。終戦直後の1947年当時、男女差は3.9歳であった。その後女性の平均寿命はどんどん長くなり、格差が広がり、現在に至る。EUやUSAなど先進国では日本と同様の現象が見られるが、インドではいまだに感染症や出産の影響で男女差は少ない。

男女差に大きな影響を与えているものは、循環器疾患とガンである。中でも男女差が顕著なものは、心筋梗塞による死亡率・発症率である。女性の心筋梗塞による死亡率発症率は男性の2分の1から4分の1である。

理由の1つは血清コレステロール値が閉経前まで女性は男性より低い。女性ホルモンの働きによるものである。こればっかりは男たるものハンデがあるのは仕方がない。逆に言うと、50歳までコレステロールを正常範囲に維持すれば、女性よりむしろ優位に立てるはず。

2つ目の理由は女性の喫煙率の低さ。タバコはコレステロール特に悪玉を増加させる作用がある。タバコは一日1箱で肺癌の発症率を6倍、2箱で11倍、3箱で13倍高める。喫煙をマイルドな自殺と呼ぶ医者もいる。

3つめの理由、血圧の低下が戦後ますます女性で著しい。

血圧の低下は体重と密接に関係があることを、ご存知だろうか。

太っている人は循環血液量が多いから、血管にかかる圧が高くなる。太っている人は塩分や油の多い食事を好む傾向があり、循環血液量の増加と動脈硬化を助長する。

太り気味の人は、体重を5%減らしただけで降圧剤が不要になったり、減量できる場合が多い。






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