暮らし

2008/01/13

切れやすい脳。異常と正常の境目は??

近ごろ電車や駅のホームでちょっと肩が触れただけでも大声で怒鳴るなど、切れやすい若者が増えていると思いませんか?衝動的な行動をとるあるいは凶悪な犯罪を起こす原因として、脳の異常が関わっている場合があることが分かってきた。

人の脳がほかの動物と大きく違うところは、前頭葉が発達しているところ。トカゲなど爬虫類では原始的な脳、すなわち脊髄の先端が膨らんだ脳幹と大脳辺縁系を形成している。哺乳類になると大脳皮質が発達してくる。

大脳皮質のなかでも前頭葉の前頭連合野は ヒトが人らしく生きるために重要な場所だ。高度な知的判断や認識を行っている。だから、おでこの広い人って知的なイメージ。たとえばライス国防長官、頭良さそうですよね、IQ200もあるらしい。

前頭葉が障害されると、自制心がなくなる。怒りっぽく、暴力的になるなど人格変化が起こる。もしも本能のおもむくままに行動し、食べたいだけ食べ、周囲に配慮ない行動をしてしまったら人間ではなくなってしまう。


1966年テキサス大学銃乱射事件は、同大学の大学院生チャールズ・ホイットマンがキャンパスの時計台に立てこもり、ライフル銃にて96分間に14名の犠牲者と31名の負傷者を出したアメリカ犯罪史上最悪の惨劇。優秀な海軍兵だった彼は温厚でまじめな性格で、建築工学の大学院に進学する。しかし事件の数ヶ月前からひどい頭痛と伴に人が変わったような制御不可能な凶暴な衝動が抑えられなくなっていた。遺書には精神疾患がないかどうか、自分自身の死体解剖を希望する、と残されており、結果脳腫瘍が扁桃核に発見されたのだ。

扁桃核とは感情の中枢。チャールズの脳腫瘍が彼の人格を変化させ、無差別乱射事件を行わせたと考えられる。もしも脳腫瘍がもっと早く発見されていれば、このような惨劇はおこらなかった可能性が高い。。

日本でも銃の乱射事件など凶悪犯罪が多発しているが、銃の保持を許可する際にCT・MRI・脳波など脳の検査を義務付ける等の何らかの規制は必要ではないだろうか。






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