暮らし

Column Title : 

2007/06/29

しっかり禁煙しつつ、たばこの魅力はそのままに。アウェイに泣く愛煙家はお試しを。

先日、日曜洋画劇場で「ダイハード」をぼんやり見ていたら驚くことがあった。ブルース・ウィルスがもっとしゅっとした若々しい目をしていたとか、髪の毛が健在!とか、そういうことではない。今ではありえない演出、「なにかっていうとたばこを吸う」ということに驚いた。

体ほどもある大きいクマのぬいぐるみを抱えながら(子どもへのクリスマスプレゼント)、空港内でたばこに火をつけるジョン。事件に巻き込まれ、一人殺すたびにタバコをふかすジョン、アップで映し出されるたばこのケース。
 
思えば昔の映画はたばこのシーンが必ずといっていいほどあった。「男と女」のジャン・ルイ、「ゴッドファーザー」のアル・パチーノ。毎回意味ありげにたばこに火をつけ、その仕草や間で時には主人公の気持ちを、時には立場を、時には色気を演出してきた。
そういえば、先日観た「ゾディアック」という映画でも、舞台を20年ほど昔に遡っただけで、早朝のエレベーターでプカプカをたばこを吹かすシーンが出てきたっけ。
時代だなぁと目を細めるのはいいが、まだ過去形ではない。たばこによる健康への悪影響は、今こそ強く叫ばれ浸透してきたが、片やたばこから抜け出せない人もいる。


 かくいう私もたばこが好きだったし、たばこを吸う男性が好きだった。たばこは美味しいと思っていたし(今でも時々思う)、なによりたばこがもたらすリラックスのひと時はたまらない。たばこを一本取り出し、火をつける、その動作だけでなにか精神安定剤の役割を果たしていたのだ。大きく煙を吐き出せば、煙と一緒に全身からイヤ〜なグレーなものが宙に抜けていくのが見えるようだった。たばこは決してスタイルだけではなく、私にとっては精神上もとても役にたってくれたのだ。

たばこを吸う男性が好きだったのも、なんとなく仕草や手つきが色っぽかったからであるが、そんな男を見つけることが難しくなったわけだ。絶対数が減っているわけだからね。気づけば、会社の同部署でたばこを吸う男性はなんと一人!女性とあわせても二人だもの。めちゃアウェイな状況で、色気の演出もなにもあったもんじゃない。

会社にしてもレストランや駅にしても、演出する場面が限りなく制限されていて、愛煙家には生きづらい世の中である。





この記事のトラックバックURL:

特集

何も足さない究極の「原音」に触れる 「知名御多出横」
会員登録プレゼント

新着こだわりコラム

野外はドコデモ隠れ家だ

2008/12/04 野外はドコデ… 箱根の峠を…

ほろ酔い蕎麦屋めぐり

2008/12/04 ほろ酔い蕎麦… 市原の蕎麦…

文房具に寄す

2008/12/04 文房具に寄す 手帳選びの…

それいけ!ちょうどいい隊

2008/12/04 それいけ!ち… 寄席はお江…

担当ディレクターの「裏・建もの探訪」

2008/12/03 担当ディレク… 1000回…