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2007/04/22

「ヨガ」で自分の体と心を見つめてみませんか。想像以上にキツイです…。

 女子の間で流行った習い事といえば、ホットヨガを避けては語れないだろう。1年ほど前から猫も杓子もホットヨガ、女性誌では「こころとからだをキレイにする」とかいうタイトルでヨガの特集が組まれ、街中では丸めたヨガマットを肩にかけ颯爽と歩くお姉さん方のスタイルがかっこいいとされた。
 と、過去形で書いているものの、今でもヨガの人気は継続して高い。一時期の急激な盛り上がり期を越え、すっかり浸透した感がある。いまやSEIYUでだってヨガウェアを売っているものね。
 かくいう私も恥ずかしながらブームにのって通っていました、ホットヨガ。

 私の場合、すでに過去形なのがホント飽きっぽい性格を反映していてよけいに恥ずかしいのですが。主に平日の夜に通っていたが、思いのほか男性が多いのにはびっくりした。20畳ほどの畳敷き(たぶんめずらしい)の教室内には、先生一人、生徒はその日によって違うが夜だと20人ほどだろうか、そのうち男性は6〜7人いたと思う。

会社帰りのサラリーマンとおぼしき方たちで、年のころは30代後半から50代くらい。ヨガ歴長いのかしら、と思うぴっちりとしたウェアを着こなしている人もいれば、今朝タンスの底から掘り起こしたショートパンツを履いてみました的な人もいる。 


 ところでホットヨガをやったことのある人はご存知だと思うが、ゆっくりな動きなわりにはかなり疲れる。湿度65%、室温38℃というなかで1時間、体全体の筋肉をしっかり動かしていく。独特の呼吸法を用いながら、ふだん絶対にしない体勢をとるのである。

先生のしなやかなポーズを真似て不恰好ながらポージングしていくと、こんなところに筋肉があったのか!と我ながら驚く。私の体には細胞が生きており、血液が体中を流れているのだなぁ、と感じるのだ。体の隅々まで意識をしてやると、きちんと細胞が存在をアピールしてくるから面白い。

私のようなヨガの「ヨ」の字も語れないような人間ですら、そのときの自分の体調と先生との波長、高い集中力などが重なると、そういった気持ちのよい感覚を味わえる。うまくのれない日は1時間が長くて仕方がないのだが、意識がとぶというか、無に近い感覚を味わえると、あっという間に時間が過ぎる。終わったあとは、心も体もリセットされて普段より背筋が伸びている気がする。「おお、今の私はキレイな私」と自己満足して、ビールを開けてしまうのが常だったが。


 あるとき、そんな集中を破る不穏な音が聞こえてきた。「フーフフーッ」という動物的な何かはやがて「ブッフー、ブホォー!」という荒い音に。横を見やると、それはもう滝のようにボタボタと音をたてながら汗を垂らし、半開きの目をして「英雄のポーズ」をとるサラリーマンだった。たぶん、学生以来の半ズボン姿だろうと思われる。

私は可笑しいとか不快とか、そんなものはもはや感じず、あまりにつらそうなその姿になんだか気の毒になってしまい、「がんばれ!あと30分…もあるが、がんばれ」と心の中でエールを送った。そのクラスでは、最後に腹筋をするのだが(それがとにかくつらい)そのころには「ガァッ!ガァッ!」と雄たけびにも似た声を出していた。

なんとか終了し、燃え尽きてがっくりと肩を落として部屋を後にするその男性をみて、「ああ、もう彼は来ないなぁ」と思ったのだが、雄たけびオトコは再び現れた。2ヶ月後、半ズボン姿も幾分堂に入り、もはやガチョウのようには鳴かなかった。そう、私よりずっと真面目に通い、体力も精神力も(?)ついた男性の姿がそこにはあったのだ。
 
 
 結局今回何が言いたかったのかわからなくなってきたが、ホットヨガは本当に体と心によいと思う。ありえないほどの汗をかき、精神も開放される気持ちよさ、そしてそれを自分の力で得るという満足感。ストレス解消にもなる。忘れてはならないのが先生の体の美しさ、しなやかさ。人間の体ってキレイだなーと思いながら、先生のポーズにあわせて体を動かすだけでも通う価値があるというものだ。

私ももう一度通おうかなーと考えている。お初の方はぜひ、体験を。







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