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2008/01/04

「我が家の伝統の味」に、ぜひ父レシピも。

あけましておめでとうございます。
日本で新年を迎えられた皆さま、お雑煮など食べながら日本らしい正月を楽しんでいらっしゃいますでしょうか。

私の正月といえば、昔からいつも以上に忙しい日々だった。
小さな民宿を営んでいた私の実家では、お正月は初日の出を見にくるお客様で賑わい、夏休みに次ぐ繁忙期。

当然、子どものころから旅行なぞ話の端にも上ったことがなく、寝正月とも縁遠く、洗いもの、掃除、洗濯の手伝いで、いつも以上に働かなければならない1週間、というのが私にとっての正月だった。

紅白歌合戦を「つまんないねー」なんて言いながら観られるようになったのも、民宿をやめたここ4、5年のことだ。正月がヒマ、という幸せも初めて知った。

普通以上に忙しいなかで、唯一正月らしい気分を楽しめたのが、お雑煮だった。
親戚がお米をつくっており、大晦日の夜に50センチ四方はあろうかと思う、できたてののし餅を数枚届けてくれるのだ。

お餅を乗せたおじちゃんの軽トラが見えると、一目散に走っていってお餅を迎えにいったものだ。

半分以上は翌日のお客様のお雑煮に消えてしまうのだが、残りは家族のもの。
大晦日の夜は、まだやわらかく包丁が入りづらいお餅を切り分ける仕事が恒例だった。
まだやわらかいお餅は包丁を入れるとねっとりと絡みつき、包丁を水布きんで濡らしながら切っていく作業は、かなりの重労働だ。

時間が経ち過ぎると、あっという間に固くなってしまうので、その前に切り終えなければならない。
頼りなく小さな子どもの手では不釣り合な労働で、包丁の柄が手に食い込み、真っ赤になっていたのを覚えている。

親戚のおじちゃんが運んできてくれていたのは、実はお餅だけではない。

おじちゃんの単なる趣味だったのだが、大きなビンに入った、おじちゃん手作りの松前漬も毎年恒例のお土産だった。





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