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2007/02/21

最高の美容法とは?

「男性だってキレイになりたい!」 そう声高に叫んでも、苦笑いをする人、聞こえないふりをする人、迂回して遠巻く人、多いでしょう。しかし私は叫ぼう。アウェイの中あえて叫ぼう。男性も「美」に興味があるのだと。

数年前に誕生し、売上高は前年比20%増(*)という巨大マーケットとなった伊勢丹メンズ館のリニューアルは記憶に新しく、様々なメディアで取り上げられた。これは金の市場だと、新宿高島屋でもメンズ向けの化粧品などを充実させた新しいフロアオープンを考案中とのウワサだ。

時期を同じくして、メンズエステの台頭が目覚しいと感じないだろうか。かのえいちゃんや“ちょいワルオヤジ”のジローラモなど、かっこいい男の代表ともいうべき人たちがCMなどに現れ、話題をかっさらった。これらの現象は、大人の男性が美に関心を持ち、またそれを照れることなく追求し始めたという裏づけではないだろうか。

そこでエステである。この気持ちよさだけは体験したものでなければわからないかもしれない。よくエステは女性のソープなどというが(?)、エステ業界がこれほどまでに伸びたのも、ダイエットや美肌などの効果だけでなく、ため息が漏れるほどの気持ちよさがあるからに他ならない。やわらかくあたたかい手が全身をトリートメントしてくれる贅沢は、本能的に埋め込まれている「気持ちよさ」のセンサーをピッ!と始動させる。それに加えて奉仕による満足感(セレブ感とも置き換え可)、を充分満たしてくれる。美しくなるために生まれてきたのだ!と錯覚するほどに。

「エステなんて…」とおっしゃる方、先ほど聞こえないふりをした方、メンズエステに通う動機はいくらでもあるんですよ。メタボリックからの脱出、健康、美容、若返り、気持ちよさ、贅沢感、「いや、話のタネにね…」「最近流行ってるみたいだからさ」…。どこにでも「通う言い訳」は存在し、それで最高の気持ちよさが手に入る。エステのタイプは目的によって様々あり、ダイエット・健康重視ならマシンも駆使した“効果”を狙うエステを、セレブ感を追求するなら一流サロンでのエステなど、メンズエステとひと口に言っても実に幅広いのだ。

第一弾ということでご紹介したいのが、「ホテルでのエステ」。ホテルにより様々なプランがあるが、例えばパークハイアット東京では自分の部屋でエステを受けることができる。誰にも邪魔される心配のない(つまり誰にも見られる心配のない)清潔かつ静寂な空間で、大きく体を包み込んでくれるベッドに横たわる。横をみれば都会の夜景が広がり、鼻をくすぐるアロマ香に少し甘美な気持ちになったりする。そして何より日常の疲れから完全に解放してくれるエステティシャンのマッサージが、深い深いリラックスをもたらしてくれる。

エステ後はそのまま眠ってもよし、ひと休みしてからバーに立ち寄るもよし。なにせそこは最高のサービスをモットーとするホテル。過ごし方はそれぞれ、気ままなときを楽しめる。ルームエステなら女性とふたりで受けられるので、奥様を誘ったら新しい夫婦の時間が生まれるのではないだろうか。成熟した男性にこそふさわしい、こんな非日常こそが、なによりの美容法なのかもと思うのだ。

*2004年日経MJより





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