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2008/09/07

パリ音楽紀行その2 ドビュッシー記念館とパリのオーディオ雑誌

パリ音楽紀行の2回目は、サン=ジェルマン=アン=レー(St-Germain-en-Laye)への旅から始めることにしよう。

パリから近郊へ向かう列車RERのA1号線の終点がサン=ジェルマン=アン=レーである。

時間はパリから約30分、ちょうど大阪から神戸くらいの距離であろうか。
賑やかなパリとは違って、静かで美しい町である(写真)。

地下にある駅から地上に出ると目の前に大きな城館と広大な庭園が広がる(写真下)。
ここはフランス王家の離宮がおかれていたところで、ルイ14世はここで生まれ、ヴェルサイユの前はここが宮廷であった。
従って、鄙びた郊外の町でありながら、かつては多くの芸術家が訪れたことを感じさせるような、何かしら華やかな雰囲気をこの町は持っている。

 
 駅を出てから一歩、狭い路地をたどって町へ入っていくと、そこには驚きが待っている!

大小の様々なブティックやショップが次々と現れて、まるでパリのマレ地区を思わせるような楽しさである。

特に目を引くのは子供服や子供用品のショップの多さで、可愛いので思わず足を止めてしまう。子供服や靴の買い物ならこの町は絶対にお薦めである。

そんな建物の中にサン=ジェルマン=アン=レーの観光案内所を兼ねた、フランスの大作曲家ドビュッシーの記念館がある(写真左)。

ドビュッシーはこの家で生まれたが2才までしか住んでおらず、その後はパリに移り住んでそれらの家も現在、残ってはいる。

しかし、記念館としてはここが最も立派で、2階にドビュッシーの手紙、写真、自筆楽譜を含む様々な貴重な資料が展示されている(写真右:内部)。

ドビュッシーと言えば、私見では、何と言ってもワーグナーの「トリスタンとイゾルデ」と並ぶ不朽のオペラの名作「ペレアスとメリザンド」を第一に挙げたいが、もちろん他の管弦楽、そして重要なピアノ作品も含めて共通しているのは、音に対するこだわり、あるいは独自の美学であろうか。

単なる感情表現を超えた音の哲学と言ってもいい、究極の音の世界を追求した彼の作品群は独特の高みに達していて、私には、これが彼のフランス人としての気質はもちろん彼の性格にもよるものと思えるので、その人となりには以前から大変興味があった。

 





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