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2008/08/10

秋を前にして剪定の難しさを思う

いつまで暑い暑いといい続けなければならないのだろうか。しかし、暦の上ではもう秋で、この暑さは残暑ということになっている。バラもこの季節を生きるのにかなり苦労をしているようだ。ところどころ葉を枯らしたり、小さな力のない花をつけていたりして、樹形もかなり乱れている。でも、今月の下旬から9月の第一週辺りに、いよいよ秋の剪定を行うので、バラもあと少しの辛抱だ。

ここまで来れば、今年買った新しいバラたちも、ほぼウチの庭に定着したと見ていいのだろう。バラに限らず、このような植物を育てようとする人間の最大の悩みは、やはり、枯れてしまうことである。その原因はいろいろあるだろうが、多くの場合は、病気や虫の害よりも、何らかの形での、その場所や環境への不適合ではないかと思っている。

プロの育苗家やバラ園のように、必ずしも最高の条件を与えることはできない。庭がもう少し広くて、もっと陽の当たる場所であればというのは、常々思うところだ。その結果、シュートはなかなか出ないし、出てもプロのように毎回クラウンから太いのが出るわけでもない。ただ、それでもバラは育ってくれる。

だから、バラが夏までに枯れてしまったということは、やはり、環境の差が何らかの形で影響したからではないかと思う。逆に、わが家で二度目の春を越えたバラは、何も心配することなく成長する。黒星病や、ウドンコ病、虫の害では、かなりのダメージを受けても、環境にさえ適応していれば、だいたい復活する。

特に、つるバラは強い。というより、積極的に適応しようとする。条件のいい方に枝を伸ばしていくことができるからだ。だから、ある程度の長さまで伸びると、どんどんたくましくなる。

その点、ハイブリッド・ティー、特に鉢植えのものは、毎年の剪定で新しくご破算状態になるので難しい。もっとも、そうやって前回書いたように、バラに刺激を与えていい花を咲かせようとしているのだけれど、バラには適応という試練を与えることになる。

環境と呼ぶものの中には、灌水に施肥や消毒といった、育てる人間が行う固有の要素も含まれているのだろう。もしかしたら、魔法の肥料の調合や、秘密の培養土の作り方があるのかもしれない。ただ、多くの場合、牛糞と馬糞にどのくらいの違いがあるのかは知らないが、肥料や土では、市販されているものを使う限り、バラの成長にそれほど決定的な差はつかないだろう。





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