暑い!水だ!水だ!
さすがに二番花のピークも過ぎたようだ。まだ花芽をつけて、これから咲こうとしている健気なバラもあるが、大半は一休み状態だ。ただ、新しくウチの庭に来たバラにとっては、これからがひと勝負で、この暑さの中で成長するものだけが、来年も生きながらえるかどうかの保証を得る。まるでプロ野球の選手のようだ。
この時期、とにかく警戒しなければいけないのが水切れだ。特に鉢植えのものは、朝だけでなく、夕方にも水を与えることが必要なケースが出てくる。とにかくバラを観察すること。茎がクタッと曲がって元気がなく、しおれた程度の状態なら、まだ回復の見込みがある。ただ、そのシグナルを見逃してしまうと、いきなり葉が枯れてしまう。葉の先端や一部だけが枯れるのは、何かの生理的な障害で起きるもので、水切れの場合は、葉の全体がいきなり枯れる。
葉が黄色くなって落葉するのは、バラが自分自身で不要な葉を落として体調の管理をしている状態で、黒星病でない限りまず心配要らない。水切れによる枯死は、葉を落とすこともできずに、茎についたまま枯れる。その時は、枯死の臭い、つまり、干し草の臭いがする。学園祭のアトラクションのお化け屋敷で、笹の葉が枯れたあの臭いだ。この臭いがすると、不思議と鉢に小さな虫が集まってくる。ここまで来てしまうと、後はバラの生命力に頼るしかない。虫だ、病気だといろいろな心配事があるが、バラを枯らしてしまう最大の危機は、水のやり忘れなのだ。
植物を相手にするということは、生命現象を相手にすることで、どうしても人間の力を超えたものがある。水を与え、肥料を与え、虫や病気を駆除し、剪定するが、それほど植物のためにできることは多くない。いわば、まだ自然に任せている状態なのだ。逆にいえば、最低限できることを確実にやっていくのが、植物を育てる上では大切なことだと思う。灌水では、それが試される。と、偉そうなことを書いているけれど、このところどうも朝起きるのがつらくて、水遣りをウチの奥さんに頼りきっている。やはり二日酔いだと、その後に会社に行くのもどうなるかという状態なので。夕方の暑気払いの誘いが続くと、いろいろと立場が危うくなる。





