バラクラ・イングリッシュ・ガーデン訪問記
うまいなぁと感心したのが、庭のオーナメント。つまり、彫像とポット置き方だ。植物だけではどうしても単調になってしまうので、こうしたものがうまく配置してあると、庭がとても締まって見える。ところが、これにもセンスがあって、わが家のような狭い庭に下手に置くと、ただの違和感にしかならない。昨年、割と手ごろな値段でバード・バス(中国製だった!)があったので、買って庭に置いたところ、鳥は
寄らず、ボウフラだけがわいて、ウチの奥さんに怒られたことがある。裏庭に回ると、みごとな寄せ植えが、とてもさりげなく置かれていた。植えられている草花の取り合わせのセンスが、いうまでもなく素晴らしいのだけれど、さらにそれを引き立てているのが、その容器であるポット。テラコッタの類だ。よく見ると、みなウィッチフォード製だ。植木鉢だと思うと、ちょっと手が出ない値段がついている。特に大きなものとなると、ため息が出るだけ。ただ、それだけで寄
せ植えのセンスが確実に2ランクは上がる。まずいことに、ここにはガーデンセンターがあり、園芸用品から、バラ苗まで売っている。あわや散財という場面を迎えた。庭のオーナメントも英国製の、これだったらいいなと思えるものが並んでいた。ただ、石製で、とても重いのであきらめた。ウィッチフォードの鉢も、通販で買える。唯一のおみやげは、ガーデナーさんのオススメのウドンコ病の薬「アグリチンキ36」だけ。
この日は、やはり梅雨のリスクがあったせいか、訪問者の数が少なかったようだ。
おかげで、あちこちゆっくり見て回ることができた。イベントのあった先週などは、本当に庭の小道をゾロゾロと人が並んで歩いていたそうだ。自然にというイングリッシュ・ガーデンには、実際にはとても手がかかっている。よく見ると、ところどころ虫に食われた跡があるし、毛虫がお散歩している光景にも出会った。ガーデナーさんによると、あまり薬剤の散布はしないとのことだった。しかし、それ以上に健全に植物が育っていて、病虫害をはね返している。それには、逆に大変な人間の労力がいる。





