ルドゥーテのバラを見に行く
晴れた。珍しい土曜日の晴れだったので、早起きして朝7時前に「マラソン」、「ダコニール」、「ダニ太郎」という三種混合の噴霧を終了した。相変わらずウドンコ病が局所的に起こっている。それから、新芽を虫が食い散らしたあとがある。探してみたが、虫そのものは見つからなかった。
別な日に、イングリッシュ・ローズのクイーン・オブ・スウェーデンが一輪だけ花を咲かせたので写真に撮っていたところ、スリップス(アザミウマ)が這い出してくるので、手で払っていたら、真ん中の緑色のシベだと思っていたところが動く。とっさに指でつまんで引っ張り出すと、青虫だった。ちゃんと抵抗するし、あまりいい感触ではない。ウチの庭ではまだ発生していないが、近所のバラでは黒星病が出ている。返り咲きの花の蕾がついているが、花そのものはお休みといったところ。そんなことで、渋谷の東急Bunkamuraで開催されているバラの画家、ルドゥーテの展覧会を見に行った。
とにかくここも女の人が多い。それほどジェンダーを意識する方ではないのだが、こうまで女性ばかりが集まっていると、やはり違和感がある。
東急線の女性専用車に、間違って乗ってしまった時のことが思い出される。ぱらぱらと散見する男性は、ご隠居さん風か、ウチもそうだが、奥さんにくっついてきた旦那風、あるいは画家か学者風。ギャルがいないので、若い男も皆無。こういう絵の展覧会はデートには使えないのか。まぁ、相手を選ぶかもしれない。ルドゥーテは、ナポレオン1世の妃ジョセフィーヌに仕えた宮廷画家。ベルギーといっても当時はベルギーがなかったので、南フランドル出身とか。「バラのラファエロ」と称される。ジョセフィーヌについては、また触れることがあるだろうけれど、パリ郊外にある館のマルメゾンに世界中の植物を集め、バラのパトロンとして、バラの発展に貢献した功績がある
。中でも、フランスで最初に人工交配を行ったM.デスメとルドゥーテを見出したことは、科学的な面でも大きな意義がある。ルドゥーテの絵は、いわゆるボタニカル・アートである。画家が絵を絵として売るようになったのはもう少し近代になってからのことで、ルドゥーテのようないわゆる宮廷画家は、現代のような写真がないために、絵としての記録を残すという役割を持っていた。しかも、植物画には、科学的な知見も求められる。だからまずは、いかに正確に植物を記録するかだ。しかし、ルドゥーテは、バラの持つ美しさをその上に再現した。





