バラとショウと横浜の関係
さらに、英国ならば普通に育つフォックス・グローブ(ジキタリス)、デルフィニウム、ルピナスなどが、高温多湿の土地では非常に難しい。グラウンド・カバーで雑草のように生えている「レディス・マンテル(アルケミラ・モリス)」さえも、東京の暑さでは、なかなか夏を越えられずに溶けてしまう。だから、相当な力が入らないと、日本でイングリッシュ・ガーデンを作るのは難しいし、逆に、そのよ
うに力が入ったら、イングリッシュ・ガーデンのコンセプトは崩れてしまうのではないか。即席で作られた庭の模型が並んでいるのを見て、そう感じてしまった。ただ、今回の展示の下草の使い方は、とても参考になった。「フォスタ」、「ヒューケラ」、「ラミウム」、「ストケシア」、「アジュガ」など、うまく密生できたら格好いいだろうなと思った。
さて、もう一方のバラだが、こちらはとても好奇心を満足させてもらった。見たこともないバラが展示してあったというわけではなくて、その展示の仕方が面白かった。まずは、バラの盆栽。バラが木の花であることを思い出させる。他の木の場合と同じで、これを作るには何十年もかかるのだろう。ミニバラの「リトル・アーチスト」が盆栽になって、和の雰囲気。
次に切りバラのコンテストのコーナー。花と葉の
完璧な形はさることながら、何しろ花がでかい! 茎の太さが1センチ以上ある。しかも、このコンテストの当日に、タイミングよく咲いているというのも大変だ。盛り花の方などは大きさはやや小さいながら、ほとんど同じ形の花が何本もそろっている。いったいどういう育て方をしているのだろう。まるでバラの体育会といった感じだ。
残る球場の半分は、小さなブースがいくつも並んでマーケットになっている。バラの苗はもちろん、それに関係するグッズがいろいろとあった。まさか買わないだろうと思っていたが、フレンチローズのデルバール社の苗を一株お持ち帰りとなる。この話はまた後で。不思議なのは、売店の中に、どんな関係があるのだろうと思うシュウマイで有名な横浜の崎○軒の出先があり、熱心に客寄せをしていた。所沢の西武球場で、バラのショウのおみやげにシュウマイ? ウチの奥さんは、バラクラ・イングリッシュガーデンの前を通っても声をかけられないのに、崎○軒の前を通ったら二度もつかまってしまった。





