咲いた、見た、撮った、切った
いよいよ開花のシーズンになった。今週の中ごろから庭中でいろいろなバラが盛大に咲き始めている。バラにとっては週末も何も関係ないので、早起きして出勤前に写真を撮っている。花期としてはしばらくもつのだけれど、雨に降られると色あせてしまう。また、バラが一番きれいな顔を見せるのも、やはり朝だ。当分はこの早朝の一仕事が続きそうだ。
つるバラの開花が早い。「カクテル」に続き、真紅の「アンクル・ウォルター」が、迫力満点の咲き方をしている。昨年の冬にポールでグリッドを組んで誘引したのだが、横に引っ張った枝から、一本、一本、茎が縦に伸びてその先に花が付いている。もともとハイブリッド・ティーに分類されているくらいだから、そのままの剣弁高芯で整った形をしていて、開くと直径が10cmをこえる大輪となる。形といい、大きさといい、最強のつるバラのひとつだろう。よく花をつけて返り咲く。返り咲きをする品種は、早めに切ることで次の花芽が出てくるため、どんどん切っている
。「アンクル・ウォルター」は、もう30本は収穫しただろうか。花摘みカゴが一杯になる。客をもてなす時、テーブルに「これは今朝ガーデンで摘んだの」という花があるのが、イギリスではステータスになるのだそうだが、「これを切花で買ったらいくらになるだろう」と考えるだけでもリッチな気分になれる。ということは、ガーデンで取れた野菜があったら、もっといいのかもしれない。
つるバラの後には、イングリッシュ・ローズが咲き始めた。「エヴリン」がイングリッシュ・ローズの中では、一番早く花を開いた。丸い蕾が、まずはころころのディープ・カップ咲きの花になって、さらに開いて、中がくしゃくしゃのロゼット咲きになる。たしか、去年も「エヴリン」が早かったような気がする。要するに、どんどん枝を伸ばす旺盛な成長力のせいだろう。

ピンクのイングリッシュ・ローズ「ハロウ・カー」がそれに続いた。このバラは、一回りほど小さいが、次々と本当によく花を付ける。背が低いところで横に広がるので、下段の一角が急にピンク色に染まる。同じロゼット咲きでも、小さな女の子のように可愛い顔をしていると思う。ただ、トゲが密生していて、不用意に触ると、とても痛い。









