いよいよ開花で、その前にグラウンド・カバーの話
実は、この選択で、庭のデザインが大きく変わってしまう。さらに、宿根草を植えてそれを栽培するとなると、それに伴った技術も要求される。デザインと栽培、これが、究極のガーデニングの楽しみになるわけだ。ところが、わが家の場合、さして広くもない庭の上に、バラ好きという趣味、つまり鉢植えのバラがごろごろしている関係で、デザインの上では相反するものがある。さらに、ウチの奥さんという、庭のデザインなどおかまいなしに、好きな花を好きなところに植えてしまうという天敵がいる。この問題を一挙に解決するのが、グラウンド・カバーだ。
とりあえずこれだけをやっておくと、庭が一挙にイングリッシュ・ガーデンとまではいかないが、簡単に格好がついてしまう。グラウンド・カバーに使える植物はいくつもあるが、ウチの庭では「グレコマ」、「ツルニチニチソウ」、「ヘンリー蔦」を植えている。他の植物をいじめることもないし、適度に雑草の生育を抑え、その上で、バラの下の空間で、土が茶色に見える部分を埋めてくれる。これが、例えばスイートピーなどの宿根性の植物だと、バラと
根が絡まったりするので、必ず距離をとる必要がある。「グレコマ」は斑入りの薄緑の丸葉で、小さな紫の花を咲かせ、冬も枯れずに残っている。「ツルニチニチソウ」も、ツル性で地表を這い、紫の花をつける。「ヘンリー蔦」は、星型の匍匐性の蔦で、日陰にも耐えてよく伸びる。「フォスタ(ギボウシ)」との相性が抜群にいい。
特に、どれも手入れをしたことはないが、虫に食われることもなく、バラに撒く木酢液のせいで元気に育っている。これだけで庭が庭らしくなるから不思議だ。バラの開花の前に、今週は「サツキ」が咲きそろったので、最後にその写真をアップしておく。「サツキ」にも独特のいい香りがあることを、この季節になると思い出す。





