バラの香りを集める
バラバラと騒いでいるおかげで、友人たちの中にもバラを育ててくれる人が増えた。はたして本当にバラの魅力を伝えきれたのかという不安が残るが、4月の末ぐらいからは、花の咲いた開花株や、新苗も買うことができる。この際、バラ好きの仲間に加わりたければ、ぜひどうぞ。
いよいよ開花の時期を目前にして、ここからがもうひと勝負。といっても、やることがこれまでとそう変わるわけではない。水と、木酢液と、薬剤と、鉢植えには液肥を与える。これを確実にやっていくだけだ。重要なのは日々の観察。少しでも早く虫や病気の発生に気づくこと。もしあったら、小規模のうちに止めてしまうこと。でも、これがけっこう大変で、ずっとやっていると花が咲いたのが嬉しいのか、虫や病気を押さえ込んだのが嬉しいのかわからなくなる。
開花とともに漂う芳香は、バラにとっても重要な意味がある。もちろん、バラとしては種の保存を目指しているのだが、できるなら自分以外の花の花粉を受粉したいという意図があり、その結果、虫を利用することになる。だから、バラにとっては受粉ができるのなら、花を犠牲にしても惜しくないし、相手はゾウムシでもコガネムシでもいい訳で、それを必死で阻止しようとしているのは、バラの恋路を邪魔していることになる。
虫が誘われるくらいだから、バラの香りが魅力的なのは当然のことだろう。さらに、受粉にかけるワンチャンスをモノにするために、香りが強く出ている期間は限られている。同種が同じ時期に香るようにできているのだ。蕾の間は、無理やり開いてみてもまったく匂いがしない。これは香りの成分が抑えられているためで、開花とともに発散させる物質が分泌して、香りが放たれるのだそうだ。(つぼみたちの生涯 田中 修 中公新書)
香りにこだわり続けたおかげで、いろいろな香りのバラが集まってきた。
イングリッシュ・ローズのところでも触れたが、このバラには、
特に香りを楽しめるものが多い。わが家の庭では、「エヴリン」、「シャリファ・アスマ」、「ガートルード・ジェキル」、「ジュード・ジ・オブスキュア」、「ジュビリー・プレゼンテーション」が、中でも香りの強いものとされている。イングリッシュ・ローズは、茎を長くまっすぐに伸ばすが難しいのと、トゲが大きくて、流通の過程で花を傷つけてしまうらしく、普通の花屋さんでは売っていないし、あってもそんな訳で非常に高い。だから、自分で育てないと、なかなかこの楽しみには接することができない。
開花とともに漂う芳香は、バラにとっても重要な意味がある。もちろん、バラとしては種の保存を目指しているのだが、できるなら自分以外の花の花粉を受粉したいという意図があり、その結果、虫を利用することになる。だから、バラにとっては受粉ができるのなら、花を犠牲にしても惜しくないし、相手はゾウムシでもコガネムシでもいい訳で、それを必死で阻止しようとしているのは、バラの恋路を邪魔していることになる。虫が誘われるくらいだから、バラの香りが魅力的なのは当然のことだろう。さらに、受粉にかけるワンチャンスをモノにするために、香りが強く出ている期間は限られている。同種が同じ時期に香るようにできているのだ。蕾の間は、無理やり開いてみてもまったく匂いがしない。これは香りの成分が抑えられているためで、開花とともに発散させる物質が分泌して、香りが放たれるのだそうだ。(つぼみたちの生涯 田中 修 中公新書)
香りにこだわり続けたおかげで、いろいろな香りのバラが集まってきた。
イングリッシュ・ローズのところでも触れたが、このバラには、
特に香りを楽しめるものが多い。わが家の庭では、「エヴリン」、「シャリファ・アスマ」、「ガートルード・ジェキル」、「ジュード・ジ・オブスキュア」、「ジュビリー・プレゼンテーション」が、中でも香りの強いものとされている。イングリッシュ・ローズは、茎を長くまっすぐに伸ばすが難しいのと、トゲが大きくて、流通の過程で花を傷つけてしまうらしく、普通の花屋さんでは売っていないし、あってもそんな訳で非常に高い。だから、自分で育てないと、なかなかこの楽しみには接することができない。




